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北海道は暖かい雨の朝 融雪による河川増水に注意

2020/03/11 08:14 ウェザーニュース

今日3月11日(水)朝は、発達した低気圧が北海道付近を通過して雨を降らせています。

低気圧がもたらした暖かく湿った空気の影響で気温が上がり、北海道はほぼ全道的に気温がプラスになっています。その中でも知床半島にある宇登呂では、フェーン現象も加わって、7時の気温が14.2℃を観測。平年のこの時期の朝よりも15℃以上も高くなっています。

雨と気温上昇で雪解けが進む

北海道では、昨日からの雨と気温上昇で雪解けが進んでいます。釧路では、昨日10日(火)8時には28cmあった積雪が、今日11日(水)7時には10cmまで減少しました。

この雪解けと雨により、河川の水位が上昇していて、7時現在、釧路地方の一部には洪水警報が発表されています。

午前は融雪災害 午後は吹雪に注意

北海道北見市より(昨日10日午後撮影)
今日の北海道は道東太平洋側で天気が回復するものの、日本海側を中心に雨風が強まり荒れた天気になります。融雪による道路冠水や雪崩、土砂災害の発生に注意が必要です。

午後は上空に強い寒気が流れ込んで雨が次第に雪に変わります。融雪の後、一転して積雪が増加するおそれがあるので、注意してください。
>>今いるところの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)soraさん