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非常食の備蓄術を日用品にも応用  急な買い占めの抑制へ

2020/03/11 11:29 ウェザーニュース

2011年3月に発生した東日本大震災から9年を迎えます。

台風や地震などの大きな自然災害が発生した際は、食料品や日用品の不足が各地で発生しました。そして、新型コロナウイルスの感染拡大に関しても、自然災害の発生時と同じような、マスクやトイレットペーパーなどの日用品不足が発生しています。

では、食料品や日用品の不足に備えるために、私たちが普段からどのようなことをすればよいのでしょうか。

ローリングストック法とは?

そこで実践して頂きたいのがローリングストック法です。日頃から備蓄品の中の古いものから使用し、使った分は新たに補填するというものです。

このようにすると備蓄品が常に循環されるため、よくある非常食の賞味期限切れの心配がありません。

「備え」への必要性を感じていても、実際に備蓄しておくことはなかなか難しいという方におすすめしています。

日用品でも応用が可能

ローリングストック法は食料だけでなく、トイレットペーパーやマスク、電池などの日用品でも応用が効きます。

普段から使い、買い足すことで、一定期間の日用品の確保ができます。

そして、新型コロナのような日用品不足が発生した時にも一定量が確保されているので、不安に支配されることなく、平静を保つことが可能です。

一人ひとりの意識で急な買い占め抑制へ

ローリングストック法は災害発生時だけでなく、今回のようなウイルス流行発生時など様々な問題に対して応用できるのではないでしょうか。

今日からでも一人ひとりが意識することで、一定期間内の消費量を把握することでき、変化に惑わされることなく、過度な心配や不安による買い占めを少しでも抑えられることが期待できます。

>>東日本大震災から9年 特設サイト