全国的に開花早めで、東京と福岡が3/16に一番乗りへ
今年のソメイヨシノの開花は、ほぼ全国的に例年よりやや早い〜早い予想で、記録的な早さとなる所もありそうです。3月16日開花予想の東京では統計開始以来最も早い開花日(2002年・2013年)と並ぶ早さとなります。2019年と比べても早くなる所が多く、1週間程早まる所もある見込みです。
西・東日本では暖冬による休眠打破の遅れが心配されましたが、度々訪れた寒気の影響で、九州南部を除いた広範囲で休眠打破は行われたとみられます。
3月から4月の気温は平年よりも高い予想で、桜のつぼみの生長は順調に進みます。特に、3月前半は晴れる日が多く、日差しの暖かさがつぼみの生長を後押しします。
3月16日に東京、福岡から開花がスタートし、17日に横浜、松山、高知が続きます。3月末までに北陸を含む西・東日本のほぼ全域で開花し、長野でも4月上旬には開花を迎える予想です。
北日本では、3月前半は天気が周期変化し、低気圧や寒気の影響を受ける日がありますが、3月後半からは晴れる日が多くなる見込みです。3月から4月の気温は平年よりやや高い〜高い予想で、つぼみの生長は順調に進みます。早い所では3月30日に仙台、福島から開花を迎え、4月下旬には桜前線が北海道に上陸。函館は4月22日、札幌は4月23日に開花する予想です。
西・東日本では暖冬による休眠打破の遅れが心配されましたが、度々訪れた寒気の影響で、九州南部を除いた広範囲で休眠打破は行われたとみられます。
3月から4月の気温は平年よりも高い予想で、桜のつぼみの生長は順調に進みます。特に、3月前半は晴れる日が多く、日差しの暖かさがつぼみの生長を後押しします。
3月16日に東京、福岡から開花がスタートし、17日に横浜、松山、高知が続きます。3月末までに北陸を含む西・東日本のほぼ全域で開花し、長野でも4月上旬には開花を迎える予想です。
北日本では、3月前半は天気が周期変化し、低気圧や寒気の影響を受ける日がありますが、3月後半からは晴れる日が多くなる見込みです。3月から4月の気温は平年よりやや高い〜高い予想で、つぼみの生長は順調に進みます。早い所では3月30日に仙台、福島から開花を迎え、4月下旬には桜前線が北海道に上陸。函館は4月22日、札幌は4月23日に開花する予想です。
九州南部は暖冬の影響で開花遅れる可能性
桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏から秋にかけて作られ、冬になると休眠して一旦生長が止まります。 その後、真冬に一定期間、厳しい寒さにさらされると、低温によって花芽が休眠から目覚め(休眠打破)、開花に向けて再び生長を始めます。桜の開花には、春の暖かさだけではなく、冬の寒さも必要です。
今冬は日本列島への寒気の南下が弱く、全国的に暖冬傾向となっています。この影響で、気温が平年よりもやや高くなった九州南部ではつぼみの休眠打破が遅れている可能性があると考え、例年よりもやや遅い開花を迎えそうです。
今冬は日本列島への寒気の南下が弱く、全国的に暖冬傾向となっています。この影響で、気温が平年よりもやや高くなった九州南部ではつぼみの休眠打破が遅れている可能性があると考え、例年よりもやや遅い開花を迎えそうです。
前回(2/13)発表との相違点
前回の発表から、西・東日本と東北南部太平洋側で開花が2〜6日早くなると予想を変更しました。その理由は以下の2点になります。
(1) 2月の気温が平年より高く、「全国つぼみ調査(※)」の結果から、つぼみの生長が昨年同時期と比較して同じかやや早いペースで進んでいることがわかったため
(2) 3月・4月の気温が、平年並〜やや高い→高い傾向に変化したため
(1) 2月の気温が平年より高く、「全国つぼみ調査(※)」の結果から、つぼみの生長が昨年同時期と比較して同じかやや早いペースで進んでいることがわかったため
(2) 3月・4月の気温が、平年並〜やや高い→高い傾向に変化したため
参考資料など
※第三回桜開花予想からは「全国つぼみ調査」の結果を加味しています。この調査により、つぼみの現在の状況を細かく把握することで、より高い精度で開花日を予想できるようになります。生長するつぼみの変化を見逃さないため、毎週木曜日〜土曜日に「全国つぼみ調査」を行う予定です。