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福島県で「だるま朝日」 冷え込みでくびれた太陽に

2020/02/19 07:53 ウェザーニュース

今日19日(水)は、西日本・東日本や北日本の太平洋側では穏やかな朝を迎えています。高気圧に覆われて風が弱く、上空にあまり雲がなかったため放射冷却が強まり、晴れているところでは冷え込みました。

その影響で、福島県いわき市では、太陽がくびれる「だるま朝日」が見られました。

だるま朝日が見える原理

「だるま朝日」とは蜃気楼の一種です。放射冷却の影響で空気が冷え込み、上空の冷たい空気と比較的暖かい海面付近の空気の間に大きな気温差が生まれます。

空気の温度差によって、人の目に届く光が曲げられる蜃気楼が発生し、丸い朝日に首ができたようなゆがんだ形が現れるのです。

今朝のいわき市小名浜では、最低気温が-0.3℃まで下がり、一週間ぶりに氷点下の気温となりました。

広い範囲で穏やかな晴れ

今日は東北太平洋側から東日本・西日本では晴れて、風も弱く穏やかな空となります。日差しの温もりも感じられそうです。

ただ、花粉が飛びやすくなりますので、花粉症の方はご注意ください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)エド・ストレイカーさん