西日本は今夜が大雪ピーク 北陸も積雪の急増に警戒
2020/02/17 17:25 ウェザーニュース
西日本上空で今季一番となる強い寒気は今夜、最も南下します。それとともに雪がピークとなり、明日18日(火)朝にかけて積雪が増える見込みです。
17時の段階で広島県八幡は24cm、島根県赤名で11cm、熊本県南阿蘇で1cmなど山沿いは積雪が増加中。午前中の福岡、大分に続き、午後は熊本と長崎でも初雪を観測しました。松江でも16時に8日(土)以来となる積雪1cmとなり、平野部でも道路や屋根などが白くなり始めた所があります。
17日(月)の初雪の観測
大分 平年より74日、昨季より22日遅い
福岡 平年より64日、昨季より51日遅い
熊本 平年より67日、昨季より51日遅い
長崎 平年より72日、昨季より51日遅い
九州、中四国は積雪や路面凍結のおそれ
今夜は寒気がさらに南下するため雪雲が発達、地上付近の気温が下がって、平野部も雪が積もる見込みです。積雪が少なくても、路面が凍結して滑りやすくなるため、明日18日(火)朝は時間に余裕をもち、周囲の状況を確認してからお出かけください。
北陸や東海は山沿いで積雪急増に警戒
また、帯状の活発な雪雲が通過する北陸や東海、甲信の山沿いは局地的に雪が強まります。短い時間で急激に積雪が増加し、平野部の多い所では20cm、山間部では50cmを超えるような新たな雪が降り積もる見込みです。路面状況の悪化や山間部での雪崩に警戒が必要です。
沿岸部は活発な雲の通過に伴って、あられや落雷のおそれがありますので、今夜は十分にご注意ください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
気象衛星画像:NICT-情報通信研究機構