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関東地方で「春一番」吹く 昨年より15日早く

2020/02/22 13:23 ウェザーニュース

気象庁は2月22日(土)、関東地方で春一番が吹いたと発表しました。昨年に比べて15日早い発生となりました。

今日は日本海に発達中の低気圧があり、この低気圧に向かって強い南風が吹いていて、東京都心では最大瞬間風速17.7m/sの強い南よりの風が観測されています。また、気温も昨日と比べて高くなり、4月上旬並の最高気温17.7℃ととなっています。

関東では夕方にかけて風の強い状況が続きます。また、夕方には寒冷前線が通過して雨が降る予想です。帰りが夕方以降になる方は傘をもってお出かけください。
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「春一番」の発表条件とは

関東地方の「春一番」の条件は次の通りです。
 ・立春から春分までの期間
 ・日本海に低気圧がある
 ・強い南寄りの風が吹き気温が上がる(東京で8m/s以上の風で前日より気温が高い)

なお「春一番」は期間が限定されており、発生しない年もあるため、「平年値」での比較は行われないことになっています。

定義は地域によって違う

春一番は立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことを指し、地域によって定義に違いがあるものの、平均風速7~8m/sが一つの目安になります。

(地名) (基準)
九州南部   8m/s
九州北部   7m/s
 四国  10m/s
 中国  10m/s
 近畿    8m/s
 東海    8m/s
 北陸  10m/s
 関東    8m/s

※春一番は、立春から春分までの期間としているため、発生しない年もあります。
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