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西日本で30m/s超の暴風を観測 午後も風雨の強まりに注意

2020/01/27 09:15 ウェザーニュース

今日27日(月)は、低気圧の接近に伴い、西日本の広い範囲で風雨が強まっています。

高知県室戸岬で30m/s超の暴風を観測

東シナ海を進む低気圧と大陸の高気圧との気圧差が大きく、沿岸部を中心に東よりの風が強まっています。

27日(月)9時までに、高知県の室戸岬で最大瞬間風速32.5m/sを観測しました。

また、長崎県小値賀で29.3m/s、鹿児島県川内では29.0m/sと、1月の最大瞬間風速の記録を更新しました。

▼最大瞬間風速ランキング(27日9時まで)
1 高知県 室戸岬 32.5m/s
2 長崎県 小値賀 29.3m/s
3 鹿児島県 川内 29.0m/s
4 長崎県 雲仙岳 28.4m/s
5 長崎県 鰐浦 27.4m/s

強風により鉄道や道路に影響も

午後になると強風の範囲は西日本の全体へ広がっていきます。沿岸部では平均で15~20m/sの風が吹き、瞬間的には30m/sを超えるような暴風となるおそれがあります。

強い風によって、鉄道のダイヤの乱れや高速道路の速度規制など交通機関への影響が出る見込みです。飛来物にもご注意ください。

真冬としては記録的な大雨に注意

低気圧や前線の周辺では雨雲が発達し、この時期としては強い雨が予想されます。局地的には1時間に30mmを超えるような強い雨が降り、24時間の総雨量は九州南部は四国の太平洋側、紀伊半島などで100mm以上となる見込みです。

夏場のような大規模な災害にはつながらないものの、1月としては記録的な雨量となるため、一時的な道路冠水などに注意が必要です。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
山口県山口市のウェザーリポーターさん