湿度が低いとウイルスは長生きする
インフルエンザウイルスの寿命を調べた研究は、G.J.ハーパーが1961年に発表した「ウイルスの生存実験」が知られています。実験装置にインフルエンザウイルスを浮遊させ、温度や湿度を変えてウイルスの生存率の変化を見たものです。
温度7〜8℃、湿度20〜25%の場合、6時間後生存率は63%でしたが、湿度を49〜51%に上げると生存率は42%に、81〜82%では35%に低下しました。
次に温度20.5〜24℃、湿度20〜25%の場合、6時間後生存率は66%でしたが、湿度を49〜51%に上げると生存率は3〜5%に落ちました。
最後に温度が32℃の場合は、湿度が49〜51%以上の環境で6時間後のウイルス生存率はほぼ0%という結果になったのです。
温度7〜8℃、湿度20〜25%の場合、6時間後生存率は63%でしたが、湿度を49〜51%に上げると生存率は42%に、81〜82%では35%に低下しました。
次に温度20.5〜24℃、湿度20〜25%の場合、6時間後生存率は66%でしたが、湿度を49〜51%に上げると生存率は3〜5%に落ちました。
最後に温度が32℃の場合は、湿度が49〜51%以上の環境で6時間後のウイルス生存率はほぼ0%という結果になったのです。
この実験結果から分かることは、温度が低く湿度も低い環境ではインフルエンザウイルスの生存率が高くなることです。そのため、気温が低く空気が乾燥する冬にインフルエンザが流行するのです。
対策としては、加湿器などを使って湿度を50〜60%に上げれば、インフルエンザウイルスの寿命が短くなり、感染のリスクを下げることができます。
対策としては、加湿器などを使って湿度を50〜60%に上げれば、インフルエンザウイルスの寿命が短くなり、感染のリスクを下げることができます。
くしゃみ1回でウイルス200万個
参考資料など
「Survival tests with for viruses」(G.J.Harper)