12月上旬は大陸から強い寒気が流れ込んだために、全国各地で気温が平年より低くなったものの、12月中旬以降は冬型の気圧配置が長続きせず、日本付近は低気圧と高気圧が交互に通過したために天気が周期的に変わり、低気圧に向かって南から暖かい空気がたびたび流れ込んだために、全国的に平年より気温が高くなっています。
1月に入っても同様の傾向が続き、昨日9日(木)までの平均気温は各地で平年より高めです。
1月に入っても同様の傾向が続き、昨日9日(木)までの平均気温は各地で平年より高めです。
3月にかけても高温傾向続く予想
昨年12月下旬に気象庁から出された3カ月予報によりますと、この先3月にかけても沖縄から西日本、東日本では気温は平年より高く、北日本でも平年並みか平年より高い予想です。
これは地球温暖化の影響などにより、地球規模で大気全体の温度が高くなっていることが一因になっていると推定されます。
さらに、インド洋の西部や太平洋の西部赤道域から中部赤道域で海面水温が平年より高く、これらの海域で上昇気流が強まって積乱雲が発生しやすくなっています。一方、インドネシア周辺では積乱雲の発生が少なく、これらにより上空の偏西風の流れが蛇行し、日本付近で平年より北を流れる形となって、寒気が南下しにくくなっています。
また、例年、西高東低の冬型の気圧配置を形成する、日本の東海上のアリューシャン低気圧が弱く、冬型が長続きしない見込みです。
この先も暖冬が続くと、スキー場の雪不足がさらに深刻になることが懸念されます。
一方、冬型の気圧配置が続かず低気圧が次々と発生すると、日本の南海上を低気圧が通過する「南岸低気圧」のパターンになり、普段雪に慣れていない太平洋側の地域で大雪を降らせることもありますので、暖冬だからと油断は出来ません。
» この先の天候 長期見解
これは地球温暖化の影響などにより、地球規模で大気全体の温度が高くなっていることが一因になっていると推定されます。
さらに、インド洋の西部や太平洋の西部赤道域から中部赤道域で海面水温が平年より高く、これらの海域で上昇気流が強まって積乱雲が発生しやすくなっています。一方、インドネシア周辺では積乱雲の発生が少なく、これらにより上空の偏西風の流れが蛇行し、日本付近で平年より北を流れる形となって、寒気が南下しにくくなっています。
また、例年、西高東低の冬型の気圧配置を形成する、日本の東海上のアリューシャン低気圧が弱く、冬型が長続きしない見込みです。
この先も暖冬が続くと、スキー場の雪不足がさらに深刻になることが懸念されます。
一方、冬型の気圧配置が続かず低気圧が次々と発生すると、日本の南海上を低気圧が通過する「南岸低気圧」のパターンになり、普段雪に慣れていない太平洋側の地域で大雪を降らせることもありますので、暖冬だからと油断は出来ません。
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参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)アバランチ さん