トイレにスリッパ置く? 置かない?
和式便器が主流だった頃は、トイレのスリッパは必須アイテムでしたが、最近ではトイレにスリッパを置かない家庭が増えていると、ライオンのリビングケアマイスター・吉井 和美さんは言います。
「我々が2011年に行った調査では、48%の家庭で『普段、トイレスリッパがない』という結果でした。トイレは“用を足す場”から、“レストルーム”という意識の変化があるのではないでしょうか」(吉井さん)
「我々が2011年に行った調査では、48%の家庭で『普段、トイレスリッパがない』という結果でした。トイレは“用を足す場”から、“レストルーム”という意識の変化があるのではないでしょうか」(吉井さん)
確かにインテリアに工夫をしたり、本や趣味のものを飾ったりしているトイレも珍しくなく、“トイレはほっとできる空間”という人も多いのではないでしょうか。
見た目がキレイでも…
しかし、ライオンの調査では、気になる結果が出たといいます。
「トイレでスリッパを使用している家庭と、使用していない家庭で、トイレの中の床とトイレの出入り口の前の床の汚れの違いを調べてみたところ、汚れや菌の割合に大きな違いが出たのです」(吉井さん)
「トイレでスリッパを使用している家庭と、使用していない家庭で、トイレの中の床とトイレの出入り口の前の床の汚れの違いを調べてみたところ、汚れや菌の割合に大きな違いが出たのです」(吉井さん)
実は、トイレは見た目がキレイでも、汚れていることが多いのです。
「便器の中を狙って用をたしていても、トイレの床や壁に尿ハネが飛び散ってしまうのです。また、トイレでは衣服の着脱を行ったりトイレットペーパーを使うため、繊維くずなどが発生します。このホコリが菌のすみかとなります。スリッパを使用しない場合、これらを足の裏につけてトイレの外に運んでしまう可能性があるのです」(吉井さん)
「便器の中を狙って用をたしていても、トイレの床や壁に尿ハネが飛び散ってしまうのです。また、トイレでは衣服の着脱を行ったりトイレットペーパーを使うため、繊維くずなどが発生します。このホコリが菌のすみかとなります。スリッパを使用しない場合、これらを足の裏につけてトイレの外に運んでしまう可能性があるのです」(吉井さん)
トイレの汚れの広がりを防ぐために
トイレの汚れをリビングなどに運ばないためにも、トイレではスリッパを使った方がよさそうです。
「こまめにトイレ掃除をすることも大切です。トイレマットなど使っている場合は、定期的に洗濯しましょう。トイレスリッパも、洗濯可能なもの(※)なら洗濯を。洗剤を薄めた洗浄液に浸して、スポンジの柔らかい部分で表面を軽くこすり洗いします。水を2回変えて十分にすすぎ、乾いた古タオルなどで水分を取ります。
その後形を整えて、風通しのよい所で陰干ししましょう。洗えないタイプのものも、水におしゃれ着洗い用洗剤を手洗い濃度に薄めた液の中で固く絞った雑巾でを拭いた後、水拭きして洗剤分を取り除くとすっきりします」(吉井さん)
利用することが多くなる時期だからこそ、より一層快適で清潔なトイレを保ちたいものですね。
(※)タグなどで洗濯表示を確かめましょう
「こまめにトイレ掃除をすることも大切です。トイレマットなど使っている場合は、定期的に洗濯しましょう。トイレスリッパも、洗濯可能なもの(※)なら洗濯を。洗剤を薄めた洗浄液に浸して、スポンジの柔らかい部分で表面を軽くこすり洗いします。水を2回変えて十分にすすぎ、乾いた古タオルなどで水分を取ります。
その後形を整えて、風通しのよい所で陰干ししましょう。洗えないタイプのものも、水におしゃれ着洗い用洗剤を手洗い濃度に薄めた液の中で固く絞った雑巾でを拭いた後、水拭きして洗剤分を取り除くとすっきりします」(吉井さん)
利用することが多くなる時期だからこそ、より一層快適で清潔なトイレを保ちたいものですね。
(※)タグなどで洗濯表示を確かめましょう
参考資料など
Lidea(https://lidea.today/articles/46)