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スマトラ島沖地震発生から15年 近年も大きな地震発生が続く

2019/12/26 12:02 ウェザーニュース

インドネシアのスマトラ島沖でマグニチュード9.1の巨大地震が発生して、今日でちょうど15年となります。15年が経った今も、その影響は残っている状況です。

2004年12月26日にスマトラ島沖を震源とするマグニチュード9.1の地震が発生しました。マグニチュード9を超える地震は当時4例目です。(東北地方太平洋沖地震が5例目)地震の揺れに加え、インド洋の広域を巨大な津波が襲い、死者、行方不明者は20万人を超えたと見られています。

巨大地震後、周辺では活発な地震活動が続き、これまでにマグニチュード7を超える地震は19回発生しています。

近年はアウターライズ型の地震が発生か

ただ、近年の地震にはある特徴があります。2012年に相次いだ大きな地震や、2016年に発生した地震はプレート境界ではなく、少し離れたオーストラリアプレート内部で発生したものと見られます。「アウターライズ地震」と呼ばれるタイプの地震に近いものの、一般的なアウターライズ地震に見られる正断層型ではなく、横ずれ型のため、詳しいメカニズムはわかっていない部分があります。

日本で発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生後も、こうしたアウターライズ地震の発生が心配されていました。スマトラ島沖の2016年の地震は、M9.1巨大地震のから12年後に発生したものです。東日本大震災からはまだ9年足らずですので、日本付近も同様に今後も影響が続いても、おかしくありません、