55万平方メートルを37台の車両が40分で除雪完了
青森空港は長さ3000m・幅60mの滑走路1本をもち、国内線・国際線合わせて1日平均約40便の航空機が離発着しています。除雪面積は約55万平方メートル(東京ドーム約12個分)で、同じ豪雪地帯でも青森県内に降る雪は、北海道に比べて水分を多く含み、重いといいます。
地元建設会社4社の共同企業体で編成された「ホワイトインパルス」は、スノープラウ・スノースイーパー・プラウ付きスイーパー車の計10台が、滑走路の半分にあたる30m幅で斜め一列に隊列を組み、滑走路上を1往復します。別のチームによるエプロン(駐機場)の除雪も同時に行われ、作業車両は計6種類・37台。
さらに500灯以上の航空灯火周辺は破損防止のため、すべて手作業です。それでもわずか40分で、航空機の安全な離発着に必要なすべての除雪作業を終えます。計120人の隊員による昨年度の出動回数は、219回におよびました。
地元建設会社4社の共同企業体で編成された「ホワイトインパルス」は、スノープラウ・スノースイーパー・プラウ付きスイーパー車の計10台が、滑走路の半分にあたる30m幅で斜め一列に隊列を組み、滑走路上を1往復します。別のチームによるエプロン(駐機場)の除雪も同時に行われ、作業車両は計6種類・37台。
さらに500灯以上の航空灯火周辺は破損防止のため、すべて手作業です。それでもわずか40分で、航空機の安全な離発着に必要なすべての除雪作業を終えます。計120人の隊員による昨年度の出動回数は、219回におよびました。
青森空港の冬の風物詩に
多くの車両が整然と隊列を組んで滑走路上を進む姿が、航空自衛隊のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」に似ていると、2013年に命名されました。ホワイトインパルスが、ねっぱって(津軽弁で「連なって」)進む見事な連携プレーはすっかり青森空港の冬の風物詩となり、初めて訪れた県外の利用客からは驚嘆の声が挙がっています。
例年、東京や県内から除雪作業を見学するツアーを催行。隊長の福士真人さん(鹿内組)は「安全第一。万が一にも接触事故を引き起こして、欠航の原因になっては元も子もありませんから。飛行機が無事に離発着してくれたとき、自分たちが空の安全を守る一員なんだと、達成感とやりがいを感じます」と話しています。
例年、東京や県内から除雪作業を見学するツアーを催行。隊長の福士真人さん(鹿内組)は「安全第一。万が一にも接触事故を引き起こして、欠航の原因になっては元も子もありませんから。飛行機が無事に離発着してくれたとき、自分たちが空の安全を守る一員なんだと、達成感とやりがいを感じます」と話しています。