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元日の晴れ出現率ランキング発表 過去15年の気象データを分析

2019/12/26 04:39 ウェザーニュース

令和最初の初日の出を拝んで、新年の願掛けを…と楽しみにしている方も多いと思います。ウェザーニュースでは、過去15年(2005年~2019年)の元日の天気を振り返り、晴れの出現率を算出しました。

元日の晴れ出現率ランキング

47都道府県(県庁所在地)における、過去15年の元日晴れ出現率ランキングは以下の通りです。
1位の静岡・徳島は、驚異の100%となっています。

1位:静岡・徳島(100%)
3位:前橋(93%)
4位:さいたま・横浜・高松(86%)
7位:甲府・神戸・岡山:85%)
10位:水戸・千葉・名古屋・高知・宮崎(80%)

15位:東京・大阪(78%)
17位:宇都宮(71%)
18位:京都(66%)
19位:仙台・岐阜・奈良・和歌山(60%)

23位:津(57%)
24位:福島・長野・広島(53%)
27位:大津(46%)
28位:松山・大分・熊本(40%)

31位:佐賀・鹿児島(35%)
33位:鳥取・山口・長崎・那覇(33%)
37位:盛岡・山形・松江(26%)

40位:富山(21%)
41位:金沢・福井(20%)
43位:福岡(16%)
44位:新潟(13%)
45位:札幌・青森・秋田(7%)


太平洋側のエリアでは晴れの出現率が高く、日本海側では低くなっています。

このようになる背景には、冬によく聞く「西高東低の冬型」と呼ばれる気圧配置が関係しています。

冬型の気圧配置で日本海側はどんより

西高東低の冬型になると、日本海側にはもくもくとした積雲がやってきます。このため、スッキリ晴れるというのはなかなか難しくなります。

しかし、その雲は雪や雨を日本海側でひとしきり降らせた後は、風となって太平洋側にやってきます。乾燥した風が強めに吹くものの、太平洋側には雲はなく、晴れることが多いので初日の出も高確率で見ることができるのです。

参考資料など

写真:ウェザーニュースアプリより