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ウェザーニュースが選ぶ2019年気象10大ニュース

2019/12/16 18:12 ウェザーニュース

2019年も残すところあと半月。
今年は、台風19号や15号など、台風による甚大な被害が相次ぐ年となりました。
ウェザーニュースでは、日本で発生した気象を中心とした自然災害や自然現象の中から、独自に「2019年気象10大ニュース」を選びました。

▼2019年気象10大ニュース
1.台風19号 13都県に特別警報
2.台風15号 首都圏縦断
3.台風10号 お盆休みを直撃
4.九州 梅雨の大雨
5.記録的に遅い梅雨入り
6.新潟・山形地震
7.九州北部大雨
8.“北”で異常な暑さ
9.台風20号、21号
10.即位礼正殿の儀に現れた虹

1.台風19号 13都県に特別警報

2019年10月13日0時40分発表
台風19号が10月10日〜13日にかけて日本列島を直撃しました。
箱根で1日に1000mm近い記録的な大雨を観測し、千曲川など一級河川を含む堤防の決壊が相次ぎました。
交通機関やコンビニなどで計画運休、休業が実施され、人々の生活にも甚大な影響をもたらしました。

2.台風15号 首都圏縦断

一般会員による停電報告に風速を重ねた図
関東に上陸した台風としては、過去最強クラスとなった台風15号。
千葉地では観測史上1位の風を記録し、大規模な停電が発生しました。
また、首都圏のJR全線で計画運休が実施されました。

3.台風10号 お盆休みを直撃

上陸当時の様子
台風10号は、8月15日に広島県呉市付近に大型のまま上陸しました。
西日本を中心に交通に大きな影響をもたらし、お盆休みのUターン時期を直撃しました。

4.九州 梅雨の大雨

土壌雨量指数 7月1日7時35分現在
7月はじめ、梅雨前線による記録的な大雨となりました。また、7月20日は台風5号の間接的な影響で、長崎県五島と対馬市に大雨特別警報が発表されました。

5.記録的に遅い梅雨入り

2019年7月7日〜8日に調査実施 8541人が回答
九州北部から近畿では、史上最も遅い梅雨入りで水不足が懸念されました。梅雨は西日本を飛び越え、東北が先に梅雨入りするという、異例のパターンとなりました。

一方、東京では6月27日から33日連続で降水があり、1954年の記録を超え過去最長記録を更新。同じようなことは仙台や名古屋にも当てはまり、記録的な日照不足となりました。

6.新潟・山形地震

地震の様子
今年も各地で大きな地震が多発しました。
年始から熊本県で震度6弱の地震が発生。
6月の山形県沖を震源とする最大震度6強の地震では、日本海側で11cmの津波も観測しました。

7.九州北部大雨

積算雨量 8月27日6時〜28日6時
8月下旬に秋雨前線や湿った空気により大雨となり、人的被害やライフラインへの被害も発生しました。
28日に佐賀、福岡、長崎に大雨特別警報が発表され、福岡では3年連続の特別警報となりました。

8.“北”で異常な暑さ

5月26日の気温
5月は全国的に暑く、北海道の佐呂間では26日に39.5℃まで上がり5月の全国の最高気温を更新する暑さとなりました。
8月には新潟・石川・山形の6地点で40℃以上を記録。2019年最高気温ランキングの1〜10位は、新潟県、石川県、山形県、北海道が独占しています。

9.台風20号、21号

大雨により水が溢れている様子
10月25日頃、台風15号や19号の被害が長引く中、20号、21号の間接的な影響と低気圧の影響もあり千葉・福島で豪雨となりました。
養老川など15河川で氾濫が発生し、大きな被害をもたらしました。

10.即位礼正殿の儀に現れた虹

都心にかかる低い虹
10月22日は即位礼正殿の儀が行われる日でした。
この日の関東地方は、朝は雨が降っていたもののだんだんと止み、雲の隙間から日差しが届くとともに、低い虹が現れました。
まさに、新しい時代にかかる虹の架け橋となりました。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
千葉県東金市より
東京都中央区より