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【北日本】第2回花粉飛散傾向

2019.12.5発表

2019/12/05 11:34 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
北海道東北北部東北南部

■北海道(※シラカバ花粉)
飛散開始は4月以降

2020年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期
この冬は暖冬傾向ですが、断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、シラカバ花粉の飛散開始時期は平年並かやや早くなる見込みです。4月以降、寒さが緩むタイミングで花粉が飛び始め、道南など早い所では4月中旬、その他のエリアでは4月下旬から5月にかけて花粉シーズンに入るとみています。

飛散ピークは道南や道央エリアでゴールデンウィーク前後、道北や道東では5月中旬で、6月に入ると段々と飛散量は少なくなる 見通しです。

■飛散量予想
2020年シーズンのシラカバ花粉の飛散量は、平年の84%、2019年シーズンの195%となる予想です。飛散が少なかった2019年シーズンと比べて症状がつらく感じる可能性があるため、しっかり対策を行ってください。

    2019年比 平年比
北海道 195%   84%

■東北北部
飛散開始は3月上旬〜

2020年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期
この冬は暖冬傾向ですが、断続的に寒気が流れ込んで休眠打 破が適度に起こり、花粉の飛散開始時期は平年並かやや早くな る見込みです。3 月になると段々と寒さが緩み、太平洋側からス ギ花粉の飛散が始める予想です。
飛散ピークは 3 月下旬〜4 月中旬で、その後飛散量は段々と 少なくなる見通しです。

■飛散量予想
2020年シーズンのスギ花粉の飛散量は、平年の116〜129%、2019年シーズンの114〜155%になる予想です。2019年シーズンと比べて症状がつらく感じる可能性があるため、しっかり対策を行ってください。
なお、東北北部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

   2019年比 平年比
青森 155%  129%
岩手 114%  116%
秋田 135%  117%

なお、東北北部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

■東北南部
飛散開始は2月下旬〜

2020年花粉の飛散ピーク予想
■飛散開始時期
この冬は暖冬傾向ですが、断続的に寒気が流れ込んで休眠打破が適度に起こり、2月の寒さが緩むタイミングでスギ花粉が飛び始める見込みです。花粉の飛散開始時期は平年並かやや早く、2月下旬に太平洋側から花粉シーズンに入ると予想しています。

その後3月上旬〜4月上旬にスギ花粉、4月中旬頃にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。

■飛散量予想
2020年シーズンの花粉飛散量は、日本海側で平年の129%、2019年シーズンの111%、太平洋側で平年の78%、2019年シーズンの71〜74%になる予想です。日本海側では、2019年シーズンと比べて症状がつらく感じる可能性があるため、しっかり対策を行ってください。

なお、東北南部で春に飛散するのは例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。

   2019年比 平年比
宮城  71%   78%
山形  111%   129%
福島  74%    78%

なお、東北南部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

参考資料など

※「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2010年〜2019年の10年間平均