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北海道は雨から雪へ 明日3日(火)から北日本は猛吹雪に警戒

2019/12/02 14:50 ウェザーニュース

北海道鶴居村より(2日午前中の様子)

週明けの今日2日(月)は、日本海を進む低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、北海道でも雨になっているところが多くなっています。

道東の内陸や山沿いでは湿った雪が降っていて、このあと雨に変わるところがあるものの、多いところでは夕方にかけてさらに10~20cm雪が積もる見込みです。湿った重たい雪のため、除雪は早めに行うと良さそうです。

上空に強い寒気 暴風雪に警戒

上空5000m付近の寒気予想 3日(火)18時
この低気圧が通過したあと、夜遅くなると寒気が流れ込み、北日本中心に冬型の気圧配置が強まります。

明日3日(火)には北海道の上空5000m付近に−36℃以下の今季一番の強い寒気が流れ込みます。北日本では4日(水)にかけて瞬間的には40m/s近い暴風が吹き荒れ、北海道や東北北部の日本海側では猛吹雪による視界不良や吹きだまりなどに警戒が必要です。

北海道の日本海側や渡島半島、東北北部の日本海側では、1時間に積雪が5cm以上増えるような激しい雪になり、山沿いでは大雪やなだれの発生に警戒してください。北陸や東北南部の内陸でも大雪のおそれがあり、沿岸では雪ではなく雨が降って雷を伴うところがあります。

札幌は20cm、旭川は30cm積雪増のおそれ

5日(木)9時までの積雪予想
強い冬型の気圧配置は明後日4日(水)まで続く見込みで、旭川の市街地でも20~30cmの積雪が予想されています。札幌の市街地でも10~20cmの積雪となり、東北の内陸でもまとまった雪になります。

さらに5日(木)も冬型が続き、寒気がより南に下がってくるため、6日(金)にかけては東北南部の日本海側や北陸でも雪になるところが多くなり、内陸や山沿いでは雪の量が多くなります。

大雪や吹雪のほか、落雷や突風、あられにも注意が必要です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)しらかばさん