年代ごと詳しくに見ると、10代や20代の若い世代ほど使用する割合が多いようです。ただし、60代以上も1年中使用する割合は、少なくなりますが、それでも乾燥する時期は7割ほどがリップクリームを使用しています。
乾燥対策につながるリップクリームですが、使い方によっては逆効果になることがあるようです。野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生に唇荒れの原因と対策を教えていただきます。
乾燥対策につながるリップクリームですが、使い方によっては逆効果になることがあるようです。野村皮膚科医院(横浜市神奈川区)院長の野村有子先生に唇荒れの原因と対策を教えていただきます。
乾燥だけではない、唇荒れ
空気が冷たく乾燥する晩秋から冬は、唇の皮がむけたり、割れてしまったり、つらい思いをすることはないでしょうか。唇の端が繰り返し切れる、という人も多いのではないでしょうか。
野村先生は「唇は角層が薄く皮脂腺もないため、皮膚のバリア機能が弱いのです。乾燥は唇の荒れの要因の1つ」と説明します。さらに、ふだん何気なく行っていることが、唇の荒れを引き起こす原因となっているかもしれないというのです。
野村先生は「唇は角層が薄く皮脂腺もないため、皮膚のバリア機能が弱いのです。乾燥は唇の荒れの要因の1つ」と説明します。さらに、ふだん何気なく行っていることが、唇の荒れを引き起こす原因となっているかもしれないというのです。
ガサガサ唇につながる行為
車内や機内、オフィスなどはエアコンで空気が乾燥しがち。冬の屋外は、冷たく乾燥した空気に加え、紫外線の影響もあります。
「香辛料や塩分なども刺激となります。また、栄養バランスの偏った食事を続けていると、ビタミン不足などから唇の荒れにつながります。皮膚の乾燥により割れてしまうケースと、胃腸などが疲れて起こる口角炎があります。しっかり休息を取り、食生活を改善するなど体調を整えることも大事です」(野村先生)
「香辛料や塩分なども刺激となります。また、栄養バランスの偏った食事を続けていると、ビタミン不足などから唇の荒れにつながります。皮膚の乾燥により割れてしまうケースと、胃腸などが疲れて起こる口角炎があります。しっかり休息を取り、食生活を改善するなど体調を整えることも大事です」(野村先生)
食事の前にも保湿ケア!?
「唇はデリケートなので、硬いものに繰り返し触れることが刺激となることがあります。リップクリームも、固形のものをこすりつけてしまうとよくありません。カサつきを気にしてなめるクセのある人もいますが、唾液が気化するときに唇の水分も奪うので、より乾燥につながります。
刺激から唇を守るには、リップクリームなどで表面に膜を作ります。無香料・無着色など刺激の少ないものがおすすめです。ワセリンは、柔らかく油分も多いので保湿性が高いですね。器に入ったものは、綿棒でつければ清潔が保てます。綿棒を使用する場合は、唇にたっぷりのせるようにつけるのがコツ。
唇は何かに触れることも多いため、こまめにつけることがポイントです。たっぷりつければ、グロスのような効果もあります。さらに食事の前に塗ると、刺激から保護もできます」(野村先生)
部屋の湿度も重要なので、加湿器などを活用します。
「最適な湿度は、50〜60%ぐらい。オフィスなど調節が難しい場合は、ペーパー加湿器を使うといいでしょう。紙に吸わせた水を蒸散させるもので、デスク周りで使えます」(野村先生)
デリケートな唇をしっかりケアして、なめらかで健康的な唇を守りたいですね。
刺激から唇を守るには、リップクリームなどで表面に膜を作ります。無香料・無着色など刺激の少ないものがおすすめです。ワセリンは、柔らかく油分も多いので保湿性が高いですね。器に入ったものは、綿棒でつければ清潔が保てます。綿棒を使用する場合は、唇にたっぷりのせるようにつけるのがコツ。
唇は何かに触れることも多いため、こまめにつけることがポイントです。たっぷりつければ、グロスのような効果もあります。さらに食事の前に塗ると、刺激から保護もできます」(野村先生)
部屋の湿度も重要なので、加湿器などを活用します。
「最適な湿度は、50〜60%ぐらい。オフィスなど調節が難しい場合は、ペーパー加湿器を使うといいでしょう。紙に吸わせた水を蒸散させるもので、デスク周りで使えます」(野村先生)
デリケートな唇をしっかりケアして、なめらかで健康的な唇を守りたいですね。