冬の木々に花咲く 北海道旭川で霧氷
2019/11/23 08:23 ウェザーニュース
今日23日(土)の朝は、北海道の上川地方では放射冷却などの影響で、今シーズン一番の冷え込みとなりました。旭川市の江丹別(エタンベツ)では-14.5℃まで下がり、草木に霧が凍りつく「霧氷」が見られたようです。
「霧氷(むひょう)」とは?
「霧氷」とは氷点下でも凍らなかった霧粒が風で樹木に吹き付けられた刺激で凍り付いたものです。
こちらの写真は草丈のある枯れたイタドリにびっしり霧氷がついた様子。
冷え込みがもたらす冬のアートですね。
冬の風物詩、ほかにも
なお、気温が下がった時に見られる現象として、ほかにも『氷霧(こおりぎり)』『細氷(さいひょう)』『雨氷(うひょう)』『氷雨(ひさめ)』などいろいろな種類があります。
『氷霧(こおりぎり)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っている霧のこと
『細氷(さいひょう)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っているモヤのこと
氷の粒が太陽に照らされキラキラと輝くので、ダイヤモンドダストとも呼ばれる。
『雨氷(うひょう)』
雨粒が地面に落ちたり、木に当たってすぐ凍りついたもの。透明な氷のかたまり
『氷雨(ひさめ)』
雹(ひょう)、霰(あられ)、霙(みぞれ)の昔の呼び名。またみぞれにごく近い冷たい雨。
このように氷や雨など似たような字が多いのですが、並びかたや一文字が変わっただけで、別の現象になるのですね。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)