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晴れた空にも天気下り坂の予兆 波状雲やハロが出現

2019/11/17 12:05 ウェザーニュース

今日11月17日(日)は日本列島の広範囲で穏やかな空が広がっています。

ただ、青空の中にも天気の下り坂を示唆する現象が見られています。今日の各地の空模様をご紹介します。

波状雲

福岡県で見られた波状雲
西日本では、海面の波のように見える雲が広がっているところがあります。

この雲は見た目の通り「波状雲」と呼ばれ、低気圧の進行方向前面にある温暖前線が近づいてくる前に見られることが多い雲です。

前線の接近に伴って少しずつ雲の隙間が少なくなり、厚みを増してきます。このような変化が見られた場合、天気の下り坂を示すサインとみることが出来ます。

ハロ(日がさ)

東京都で見られたハロ
関東では、太陽のまわりに白く輝く環が見える現象が見られている所があります。

これは「ハロ」または「日暈(ひがさ)」と呼ばれ、上空高い所にある雲を構成している氷の粒が原因で見えている大気光学現象のひとつです。

この現象も前線の接近前に上空の空気の湿度が上昇してくると見られることが多く、このあとに波状雲が見られたり雲が厚くなってくると天気の下り坂を示すサインとみることが出来ます。

明日18日(月)は広範囲で雨

明日の天気予報
明日18日(月)は低気圧が中国沿岸の日本海を進み、そこから伸びる前線の通過に伴い、ほぼ全国で雨が降る予想です。なお、関東では前線の接近前に雨が降る所があります。

低気圧は急速に発達するため、日本海側の各地や北海道では風も強まります。

今日の穏やかな天気に油断をしてしまいそうですが、空の変化を確かめながら、風雨への備えをしておくと良さそうです。
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