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夕日で赤く染まる浮島現象 静岡・伊豆

2019/11/15 17:25 ウェザーニュース

今日15日(金)夕方、静岡県伊豆市で赤く染まる夕日をバックに浮島現象が見られました。

蜃気楼による“浮島現象”

「浮島現象」とは、島や陸などが浮いて見えている蜃気楼の一種です。
蜃気楼は、太陽光線が密度の異なる大気を通過する際に屈折して、すこし離れたところの景色が、実際とは違う形に見える現象です。

光は大気中の密度に差がない時は真っ直ぐ進みますが、密度に差がある場合は、密度がより高い方(温度が低いほう)へと進む性質があります。
このため、島や建物が逆さに見えたり、伸びて見えるのです。

下に像が作られるため、浮いて見える

蜃気楼には「上位蜃気楼」と「下位蜃気楼」がありますが、今回の浮島現象は「下位蜃気楼」によるものです。

現在の伊豆周辺の海面水温は20℃以上あるのに対し、気温は15℃を下回って、温度差が大きくなっているため、屈折が発生したと考えられます。

大気中の温度が低く、海水温は比較的暖かいという状態になっています。そのため、上の図のように光が屈折し、実景の下に像ができます。
島などのように実景が低いと、その上の空や背景まで下に映りこむので、浮いて見えるのです。

参考資料など

参考:魚津埋没林博物館 https://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/index.html
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
いしーさん