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17日(日)深夜〜18日(月)明け方、しし座流星群が見頃に

2019/11/17 13:12 ウェザーニュース

しし座流星群の活動が極大に近づいています。出現のピークは明日18日(月)昼過ぎですので、日本では今夜遅くから18日(月)の明け方が見頃となります。

近年の活動は低調で、さらに今年は下弦前の月が夜空を照らすため、流れ星はほとんど見えないかもしれません。

見えたらラッキーです。気楽に流星を探してみてください。

気になる天気は?

西から低気圧と前線が接近するため、流星観測は雲との戦いになりそうです。

各地とも遅い時間になるほど、中層・上層の雲が広がります。また、関東や東海、西日本の太平洋側では、別の原因で発生する雲の影響を受けそうです。

クリアな夜空が長時間続くことは難しく、雲の間からの流星観測になってしまいそうです。

また、夜が更けるにつれてぐっと冷え込むので、流星観測には十分な防寒対策が欠かせません。

しし座流星群の特徴は?

(1)スピードが速い
しし座流星群の流れ星の速度は秒速71kmに達し 、国際天文学連合がまとめた64の主要な流星群の中で、最もスピードが速い流星群とされています。

よく流れ星が流れている間に3回願い事をすると叶うと言われていますが、願い事を唱えるのが一番難しい流星群とも言えそうです。

(2)明るい流れ星が多い
しし座流星群は全体的に明るい流れ星の割合が高く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星も多く観測されます。

(3)流星痕が観測できることも
明るい流れ星が流れた後、その流星の軌跡上で雲のようなものが淡く輝く「流星痕」を観測できることがあります。

しし座流星群は明るい流れ星が多いため、流星が流れた「あと(後・跡・痕)」にも注目して観測するのも良さそうです。

流星観測をする時のポイント

流星群に属する流れ星は、「放射点」と呼ばれる天球上の一点から四方八方に流れますが、放射点の近くほど流れ星が多く見えるということはありません。放射点の方向にはあまりこだわらず、空を広く見るようにしましょう。

また、放射点から離れた方向ほど長い流れ星が観測できるので、長い流れ星を見たい方は放射点から遠いエリアを中心に見るのがオススメです。