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台風25号(フンシェン)発生 日本への影響ほとんどなし

2019/11/12 16:19 ウェザーニュース

12日(火)15時、ウェーク島近海で発達中の熱帯低気圧が台風25号(フンシェン)になりました。
この台風は、今後発達しながらしばらく西に進んだあと、小笠原近海でUターンするように向きを変えて東へと進む見込みで、本州への影響はない見込みです。
小笠原近海では波が高くなる可能性がありますので、注意が必要です。

▼台風25号 11月12日(火)15時
 存在地域   ウェーク島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西北西 40 km/h
 中心気圧   1002 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s
>>ウェザーニュース 台風情報

今年の11月 3つ目の台風

平年の台風発生数
台風25号は11月に入ってから3つ目に発生した台風です。平年11月の台風発生数は平均2.3個で、さらに明日13日(水)の早朝までにはフィリピンの東の海上にある熱帯低気圧が台風に変わると今月に入って4つ目となり、平年より多い発生となります。
日本においては台風は夏から秋のイメージがありますが、南の海上では一年を通して海面水温が高いため、台風は冬でも発生します。
過去最も遅い台風の上陸は1990年11月30日の台風28号という記録があります。

今回の台風25号は日本列島に影響はないものの、まだしばらくは発生する台風の動向に注意が必要です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風25号の名前「フンシェン(Fengshen)」は中国が提案した名称で、「風神」を意味する中国語が由来です。