約25m/s以上で風被害が目立ち始めた
今回は、風の影響に関する設問への全回答(約10万件)から、被害があったという報告を抽出。
その抽出された報告をもとに、暴風被害と最大瞬間風速の関係を分析しました。
その結果、「倒木被害」の報告が目立ち始めた(※1)のは最大瞬間風速24m/sを超えたタイミングだったことが分かりました。
同様に、「大きな飛来物あり」の報告が目立ち始めたのは最大瞬間風速26m/s、「家屋破損あり」の報告が目立ち始めたのは最大瞬間風速27m/sをそれぞれ超えたタイミングでした。
その抽出された報告をもとに、暴風被害と最大瞬間風速の関係を分析しました。
その結果、「倒木被害」の報告が目立ち始めた(※1)のは最大瞬間風速24m/sを超えたタイミングだったことが分かりました。
同様に、「大きな飛来物あり」の報告が目立ち始めたのは最大瞬間風速26m/s、「家屋破損あり」の報告が目立ち始めたのは最大瞬間風速27m/sをそれぞれ超えたタイミングでした。
次に、停電に関する設問への全回答(約12万件)から、停電を経験した(※2)という報告を抽出。
その抽出された報告をもとに、停電と最大瞬間風速の関係を分析しました。
その結果、「停電」が目立ち始めた(※1)のは最大瞬間風速26m/sを超えたタイミングだったことが分かりました。
これらの分析結果は、ウェザーニュースが発表している停電リスク予測の精度向上へ繋げていきます。
※1:被害ありの回答を風速の弱い順に並べたとき、回答数が25%になるときの風速値とした
※2:1時間未満の短い停電も含む
後日データ公開予定
本分析に活用した内容を含むユーザーからの35万件の被害報告や気象データなどは、大学機関などの災害研究や各防災機関の活動など、減災のために幅広く活用いただけるよう、二次利用が可能なフォーマットで近日公開していく予定です。