八ヶ岳で霧氷
冷え込みがもたらす白い輝き
2019/11/04 11:11 ウェザーニュース
今日4日(月)は、放射冷却や寒気の影響でグッと冷え込んだ所もありましたが、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳では「霧氷」が見られたようです。
「霧氷(むひょう)」とは?
「霧氷」とは氷点下でも凍らなかった霧粒が風で樹木に吹き付けられた刺激で凍り付いたものです。
木に白い花が咲いたように見えます。八ヶ岳に近い野辺山の今朝の最低気温は1.6℃。
より標高の高い八ヶ岳は氷点下になっていたものと考えられます。
冷え込みがもたらす初冬のアートですね
冬の風物詩、ほかにも
なお、気温が下がった時に見られる現象として、ほかにも『氷霧(こおりぎり)』『細氷(さいひょう)』『雨氷(うひょう)』『氷雨(ひさめ)』などいろいろな種類があります。
『氷霧(こおりぎり)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っている霧のこと
『細氷(さいひょう)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っているモヤのこと
氷の粒が太陽に照らされキラキラと輝くので、ダイヤモンドダストとも呼ばれる。
『雨氷(うひょう)』
雨粒が地面に落ちたり、木に当たってすぐ凍りついたもの。透明な氷のかたまり
『氷雨(ひさめ)』
雹(ひょう)、霰(あられ)、霙(みぞれ)の昔の呼び名。またみぞれにごく近い冷たい雨。
このように氷や雨など似たような字が多いのですが、並びかたや一文字が変わっただけで、別の現象になるのですね。