台風23号(ハーロン)
48時間後には「非常に強い」台風に
2019/11/04 10:49 ウェザーニュース
台風23号は4日9時現在、南鳥島の近海にあってゆっくりと北北西に進んでいます。今後発達して、48時間後には「非常に強い」台風になる見込みです。台風は北西に進んだ後、北東に進路を変えて本州東の海上を進む予想です。小笠原諸島や本州に接近する可能性は低く、台風による影響はないと考えられます。
▼台風23号 11月4日(月)9時
大きさ -
強さ -
存在地域 南鳥島近海
進行方向、速さ 北北西 ゆっくり
中心気圧 980hPa
中心付近の最大風速 30m/s
最大瞬間風速 45m/s
東へ向きを変える見込み
台風23号(ハーロン)は急速に発達し、24時間後には暴風域を伴う予想です。気象庁は24時間先までしか情報を発表していませんが、この先も発達を続けて非常に強い勢力にまで発達するおそれがあります。(24時間先以降の台風情報は3時に気象庁から発表されます。)
この先はしばらく北西に進んだあと、北東に進路を変える予想です。民間人の住んでいない南鳥島の近くを通る可能性がありますが、小笠原諸島の父島方面や日本本土へ近づく可能性は低く、この台風による影響はない見込みです。
今年の11月 1つ目の台風
平年の台風発生数
台風23号は11月に入ってから最初に発生した台風です。平年では11月に2.3個の台風が発生するので、台風の発生は珍しいことではありません。過去には11月に台風が日本に上陸した事例もあるため、まだしばらくは台風の動向に注目が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風23号の名前「ハーロン(Halong)」はベトナムが提案した名称で、ベトナム北部にある美しい湾の地名が由来です。