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高知県で「だるま朝日」 冬の風物詩が出現

2019/11/02 08:47 ウェザーニュース

三連休初日の今日2日(土)朝、高知県土佐市では、日の出の際に太陽がくぼんで見える「だるま朝日」が見られました。
今日2日(土)は中国四国エリアでは朝からスッキリと晴れています。このため、だるま朝日が撮影された土佐市に近い須崎市では12.1℃、高知市でも11.9℃まで気温が下がりました。

だるま朝日が見える原理

蜃気楼の一種で、朝冷やされた空気の下層と比較的暖かい海面付近との温度差が大きくなり、人の目に届く光が曲げられて、下側にもう一つ朝日があるように見えることで、だるま型になるといわれています。

この時期の風物詩

空気はすぐに温度が変わり、水はゆっくりと温度が変わります。そのため、寒気や放射冷却などで急激に空気が冷やされることの多い、秋〜春は海水よりも空気のほうが冷たくなりやすく、“だるま”を見られることが多くなります。

冷え込みが強くなり晴れた日は、海岸や港など日の出方向の水平線が見える場所から、狙ってみてはいかがでしょうか?
>>今いる場所の詳しい天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ふぁーまあ土佐さん(高知県土佐市)