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被災地で冷たい雨 北日本でも段々と傘の出番に

2019/10/29 11:17 ウェザーニュース

今日29日(火)は、本州の南岸と日本海北部を進む前線や低気圧の影響で、天気が崩れる所が多く、台風や先週の大雨で被害を受けた関東地方や東北地方でも雨の降っているところがあります。

房総半島では強雨や雷雨のおそれ

台風15号や台風19号、さらに先週25日(金)に大雨で甚大な被害が出た千葉県をはじめとした関東地方では、南岸の前線の影響で朝から雨が降っていて、日中いっぱい降り続く見込みです。

昼ごろまでは房総半島で1時間に10〜20mmのやや強い雨が降る可能性があり、午後も風がぶつかり合うと、雷を伴ったり、雨が強まるおそれがあります。

前線に近い伊豆諸島では、今朝5時10分までに神津島で約120mmの雨が降り記録的短時間大雨情報が出ましたが、この後も1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る可能性があります。

また、福島県など東北南部でも一部で雨が降り出していて、このあと夕方にかけて宮城県でも雨が降りやすくなります。
>>最新の雨雲レーダー

被災地は少しの雨でも災害発生に注意

10月29日 千葉県九十九里町の様子
今日29日(火)は先週のような大雨にはならないものの、被災地では少しの雨でも土砂災害や河川の氾濫、増水などが起こりやすくなっていますので、最新の情報に注意して無理に作業を進めず安全にお過ごしください。

一方、日本海北部の前線の影響で、北日本ではこのあと天気が下り坂となります。

日本海側を中心に雨が降って雷を伴う所があり、沿岸部では風も強く吹きそうです。

太平洋側は夜もにわか雨がありますので、お出かけには雨具があると安心です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート by 圭奈さん(千葉県山武郡九十九里町)