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珍しい秋の黄砂 明日29日(火)夜以降に日本列島へ飛来か

2019/10/28 15:58 ウェザーニュース

中国大陸のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの砂が上空に巻き上げられていて、中国大陸では所々で黄砂が観測されています。

この黄砂が上空の西風によって東に広がり、日本列島を寒冷前線が通過する明日29日(火)夜以降、日本上空に到達する可能性があります。

敏感な方はマスクなどの対策を

この黄砂が日本上空に到達するのは明日29日(火)夜以降で、黄砂は東に進むに連れて薄くなります。そのため、大きな影響が出ることは考えにくいものの、西日本や日本海側のエリアでは車や洗濯物に付着したり、空が少し霞むなどの影響が出るおそれがあります。

黄砂は低濃度でもアレルギー症状が出やすくなったり、気管支など呼吸器系に影響が出るという報告もあるので、黄砂が観測されたり空が霞んでいたら、アレルギーや喘息などの持病をお持ちの方はマスクをするなどの対策を行うと良さそうです。

珍しい秋の黄砂

日本列島では、黄砂は春に観測されることが多く、今年2019年の春には4月から5月にかけて10日間、のべ43地点で観測されました。

一方、秋のこの時期に観測されるのは珍しく、観測されると2013年10月以来、6年ぶりとなります。