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千葉県で1時間に90mm超の猛烈な雨 河川氾濫や土砂災害に厳重警戒

2019/10/25 11:24 ウェザーニュース

今日25日(金)は西から接近中の低気圧や台風21からの湿った空気が次々に流れ込み、伊豆諸島から房総半島付近には線状に非常に発達した雨雲が見られます。

千葉県南房総市に設置された雨量計では9時10分までの1時間に93.0mm、アメダスによる観測でも10時16分までの1時間に千葉県の鴨川で85.5mmの猛烈な雨が降りました。

多いところでは300mmの大雨に

関東地方では線状降水帯が形成されるおそれがあり、このあとも局地的に1時間に80mmを超える猛烈な雨に警戒が必要です。

また、千葉県の房総半島周辺では、降り始めから雨量が100mmを超える地点が増え、一部では200mmに迫ってきています。

特に房総半島ではこのあとも同じような場所に発達した雨雲がかかり続けるおそれがあり、千葉県南部の多いところでは300mmに達する大雨となる予想です。
>>最新の雨雲レーダー

道路冠水や土砂災害に厳重警戒

すでに千葉県の一部では、道路が冠水したという報告が相次いでいますが、このあとも新たな道路冠水や河川氾濫、土砂災害の発生に厳重な警戒が必要です。

崖の近くや増水した河川には、近づかないようにしてください。

強風にも注意を

東日本や北日本の太平洋側では低気圧の接近に伴い、沿岸部を中心に風も強まります。瞬間的には25m/s近い強風が吹くおそれがあり、先日の台風15号や台風19号で被害を受けたエリアでは、ブルーシートが飛ばされるなど、強い風にも注意をしてください。