発生から1日経った10月7日には985hPaから915hPaまで急激に発達して、猛烈な勢力になりました。
進路を北向きに変えた10月8日頃からは、台風の中心に大きくクッキリとした目も形成され、その強さを維持していることがわかります。そして巨大な暴風域を伴いながら東日本へ接近。10月12日19時前に静岡県の伊豆半島に上陸しました。
上陸直前に雲の渦巻きが崩れ始めたものの、関東地方から中国四国地方までを覆うような、巨大な雲が日本列島を通過していきました。
今回の台風19号は発生から日本へ接近するまでの時間が長く、海面水温の高い領域を進んできたため、エネルギー源となる水蒸気を多く蓄えることができました。そのため、強さを維持したまま大きな雨雲を携えて日本列島に接近したものと考えられます。