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台風19号 関東・東海で700mm近い大雨の危険 災害発生に厳重警戒

2019/10/11 13:58 ウェザーニュース

非常に強い勢力の台風19号は北上を続け、明日12日(土)夜に東海や関東に上陸する可能性が高まっています。

この台風は大型で大きな雨雲を伴っているため、激しい雨が長時間、広範囲で降る予想で、災害級の大雨になるおそれがあります。暴風に対する備えだけでなく、大雨への対策もしっかり行ってください。

12日(土)は東京都心などでも猛烈な雨のおそれ

12日(土)15時 雨の強さの予想
台風周辺の湿った空気が流れ込んでいる影響で、すでに関東を中心に雨が降り出しています。日付が変わる頃から台風の外側の雲がかかり始め、12日(土)は関東や東海の太平洋側で雨が強まる見込みです。

台風が最も近づく12日(土)夕方から深夜が雨のピークで、東京都心など首都圏では局地的に1時間に80mmを超えるような猛烈な雨になります。
>>最新の雨雲レーダー

700mm近い大雨の危険 災害発生に厳重警戒

特に関東西部から甲信、静岡東部については、台風接近前から東寄りの暖かく湿った空気が流れ込み続けることに加えて、台風が通過する際には台風の中心付近の非常に発達した雨雲により、12日(土)深夜にかけて記録的な大雨となる予想です。

多いところでは総雨量が500mm~700mmに達し、東京で日降水量371.9mm、横浜で287.2mmと今も観測史上1位の記録として残っている大雨をもたらし、数々の河川氾濫や土砂災害を引き起こした狩野川台風に匹敵するような雨量となるおそれがあります。

特に関東西部などでは、台風の接近に先行して線状降水帯が形成されるおそれがあり、河川氾濫や土砂災害、大規模な道路冠水など、大雨による災害の発生に警戒が必要です。
>>最新の台風情報

大雨・暴風による冠水や浸水、停電など被害の目安

「あなたのエリアの被害予測」では、GPSの位置情報を活用し、現在地周辺で想定される、台風19号の暴風・大雨による被害の可能性を一覧でご確認いただけます。
周辺の被害リスクを把握することで、災害を少しでも軽減できるよう、台風対策にお役立てください。。

参考資料など

衛星可視画像(情報通信研究機構(NICT)より)