台風発達の鍵は高い海面水温
台風は、もともと熱帯の海上にできた空気の渦です。
海面水温が高い熱帯の海上では上昇気流が発生しやすく、この気流によって次々と積乱雲が発生します。
この積乱雲が多数まとまって渦を形成し、中心付近の気圧が下がることで「熱帯低気圧」となります。
さらに、熱帯低気圧が発達して、最大風速が17m/sを超えたものを「台風」と呼びます。
海面水温が高い熱帯の海上では上昇気流が発生しやすく、この気流によって次々と積乱雲が発生します。
この積乱雲が多数まとまって渦を形成し、中心付近の気圧が下がることで「熱帯低気圧」となります。
さらに、熱帯低気圧が発達して、最大風速が17m/sを超えたものを「台風」と呼びます。
海面水温が平年より1〜2℃高い
現在、台風19号が進んでいる海域は海面水温が30℃前後あり、台風が発達するのに最適な条件となっています。
さらに、四国〜九州沖では海面付近だけでなく水深50m付近まで水温が27℃以上と高い状況です。
一般的に、台風が海上を通るとき、台風による反時計回りの風によって海面下の冷たい海水が引っ張り上げられたり、強い風によって海面付近の水が蒸発するために海水がかき混ぜられて水温が下がるのですが、海面下の水温が高いことで、海面付近がかき混ざられた後も水温が高く、台風発達のエネルギーとなる熱の量が多いということになります。
さらに、四国〜九州沖では海面付近だけでなく水深50m付近まで水温が27℃以上と高い状況です。
一般的に、台風が海上を通るとき、台風による反時計回りの風によって海面下の冷たい海水が引っ張り上げられたり、強い風によって海面付近の水が蒸発するために海水がかき混ぜられて水温が下がるのですが、海面下の水温が高いことで、海面付近がかき混ざられた後も水温が高く、台風発達のエネルギーとなる熱の量が多いということになります。
しばらく猛烈な勢力を維持する予想
今回の台風19号は、10日(木)にかけて「猛烈な」勢力が維持する予想です。
その後もあまり勢力を落とさず、三連休には非常に強い勢力で日本列島に接近し、大きな影響が出ることおそれがあります。常に最新の情報を確認するようにしてください。
その後もあまり勢力を落とさず、三連休には非常に強い勢力で日本列島に接近し、大きな影響が出ることおそれがあります。常に最新の情報を確認するようにしてください。