9日(水)には“猛烈な勢力”まで発達する予想
本州の南の海上は海面水温が平年より1〜2℃高い27〜28℃の海域が広がっていて、台風19号は海面水温の高い領域を長時間、西寄りに進むため、このあとも発達を続ける見込みです。今夜には「非常に強い」勢力に、9日(水)には「猛烈な」勢力まで発達する見込みです。
さらに、日本の南の海上では海面付近だけでなく、水深50m付近まで水温が27℃以上と高くなっています。
一般的に、台風が海上を通るとき、海面付近はかき混ぜられて海面下の海水が引っ張り上げて水温が下がるのですが、海面下の水温が高いことで勢力を落とすことなく、しばらく猛烈な勢力を維持すると予想されています。
さらに、日本の南の海上では海面付近だけでなく、水深50m付近まで水温が27℃以上と高くなっています。
一般的に、台風が海上を通るとき、海面付近はかき混ぜられて海面下の海水が引っ張り上げて水温が下がるのですが、海面下の水温が高いことで勢力を落とすことなく、しばらく猛烈な勢力を維持すると予想されています。
今年最も強い台風になる見込み
台風19号は、9日(水)9時の中心気圧は915hPa、最大風速は55m/s、最大瞬間風速は75m/sとなる予想です。
もしこの規模になれば今年発生した台風の中では最も強い勢力になります。この勢力を10日(木)9時にも維持し、日本列島に接近する12日(土)9時でも、中心付近の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/sと非常に強い勢力を予想しています。
もしこの規模になれば今年発生した台風の中では最も強い勢力になります。この勢力を10日(木)9時にも維持し、日本列島に接近する12日(土)9時でも、中心付近の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/sと非常に強い勢力を予想しています。
三連休に日本列島接近のおそれ
世界各国の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、11日(金)以降の予測にはばらつきがあるものの、西日本から東日本方面へ近づくことを示唆するものが多くなっています。
進路や接近のタイミングはまだ不確定ではあるものの、発達が予想されることから、多少の進路の違いがあったとしても、次の週末の三連休に日本へ何らかの影響を与えるおそれが高まっている状況です。
まだ接近までには時間がありますが、今後の情報に注意し、最新の気象情報を入手するようにしてください。
進路や接近のタイミングはまだ不確定ではあるものの、発達が予想されることから、多少の進路の違いがあったとしても、次の週末の三連休に日本へ何らかの影響を与えるおそれが高まっている状況です。
まだ接近までには時間がありますが、今後の情報に注意し、最新の気象情報を入手するようにしてください。
危険な10月台風に要警戒
10月は8月や9月に比べると台風の接近・上陸数が減少する一方で、大きな影響を与える台風の襲来があるという点では変わりありません。
2000年以降の記録をまとめると、10月に上陸した7個の台風はすべて上陸時に「強い」勢力を保っていました。
今年の台風19号も発達した勢力を維持して北上することが考えられますので、暴風や大雨による被害に警戒が必要です。
2000年以降の記録をまとめると、10月に上陸した7個の台風はすべて上陸時に「強い」勢力を保っていました。
今年の台風19号も発達した勢力を維持して北上することが考えられますので、暴風や大雨による被害に警戒が必要です。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風19号の名前「ハギビス(Hagibis)」は、フィリピンが提案した名称で、「すばやい」という意味の言葉が由来です。
台風19号の名前「ハギビス(Hagibis)」は、フィリピンが提案した名称で、「すばやい」という意味の言葉が由来です。