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空にぽっかり不思議な穴 手形?王冠?何に見える?

2019/09/25 08:58 ウェザーニュース

今日24日(火)、北海道で不思議な穴が現れています。

誰かの手形?それとも王冠?

北海道浦河町 24日(火)10時37分撮影
秋の空に、誰かがペタッと手を押したような形になっています。見方を変えれば、空に浮かぶ王冠にも見えるかもしれません。

みなさんは、何に見えますか?^^

この正体は「穴あき雲」

これは文字通り「穴あき雲」と呼ばれる雲で、層状に薄く広がった巻積雲や高積雲に円形の隙間ができた雲のことを言います。

雲は氷や水の細かい粒が集まってできています。

特に秋の雲のように上空の高いところにある雲には、氷点下なのに凍っていない「過冷却」状態の水分が含まれていますが、何らかの原因で、ある1点で水分が凍結を始めると、周りの「過冷却」の水分が次々とその氷に付着します。

重くなった氷の粒は落下しますが、途中で蒸発してしまいます。

その結果、その部分だけポッカリと穴の空いた雲ができるのです。

北海道は秋空を満喫

今日の北海道は低気圧が去って天気が回復。日本海側では短時間ニワカ雨の可能性がありますが、強く降ることはなく穏やかな空が広がります。

刻々と変わる秋空を楽しめる1日になりそうです。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
だいこんさん