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台風17号から変わった温帯低気圧 北日本は明日朝にかけ強風や激しい雨に注意

2019/09/23 13:17 ウェザーニュース

台風17号は能登沖の日本海で温帯低気圧に変わりましたが、東日本や北日本では広範囲で強風や激しい雨のおそれがあります。

台風ではなくなったとはいえ、油断せず停電や農作物への影響等に注意してください。

▼温帯低気圧 9月23日(月)9時
 存在地域   能登沖
 移動     北東 65 km/h
 中心気圧   992 hPa
 最大風速   25 m/s

予報 12時間後 9月23日(月)21時
 存在地域   青森県

予報 24時間後 9月24日(火)9時
 存在地域   千島近海

関東や北日本の沿岸地域など強風に注意

風の予想 23日(月)15時
台風17号が大型であったことや、温帯低気圧の構造に変わったことによって、強風の吹く範囲が拡大しています。

12時30分までに、東京都心では20.9m/sの、千葉では21.5m/sの最大瞬間風速をそれぞれ観測しています。午後も瞬間的には25m/s前後の強風が吹くおそれがあります。

先日の台風15号により大きな被害を受けた千葉県などでは、補修用のブルーシートが飛ばされるなどの被害が発生するおそれがあります。無理をして屋根に登ると風に煽られたり足を滑らせて転落事故に繋がるおそれがあります。飛来物等に注意し、安全な場所でお過ごしください。
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各地の風雨のピーク時間帯
北日本では明日朝にかけて、一時的に1時間に40mm程度の激しい雨が降るおそれがあります。

強風による農作物の落下や停電だけでなく、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

北陸は顕著な高温に警戒

13時までに観測された最高気温
台風17号から変わった低気圧に向かって吹く強い南風の影響で、山の風下側にあたる北陸ではフェーン現象が発生して気温が上がり、顕著な高温となっています。

13時までに、新潟県上越市の大潟では35.7℃の最高気温を記録していて、9月下旬としては異例の暑さとなっています。熱中症に警戒してください。
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