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大型の台風17号 山陰沖を北東進 中国地方の大部分が暴風域に

2019/09/23 05:43 ウェザーニュース

9月23日(月)4時現在、大型の台風17号(ターファー)は島根県沖の日本海を北東に進んでいます。中国地方の大部分が風速25m/s以上の暴風域に入っています。

台風17号は昼頃までには温帯低気圧に変わる予想ですが、その後も勢力を保ったまま今夜遅くに北日本を通過する見込みです。

▼台風17号 9月23日(月)4時現在
 存在地域   松江市の西約110km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   //
 移動     北東 45 km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   30 m/s
 最大瞬間風速 40 m/s
» 最新の台風情報

広範囲で暴風 停電被害も発生

5時の風向・風速観測値
今朝は山陰地方や豊後水道、紀伊水道の周辺などで風が強く吹いていて、最大瞬間風速は島根県浜田市で35.3 m/sを観測しています。

このあとも広い範囲で風が強まり、北陸や北日本では瞬間的に25m/s前後の暴風が吹き荒れる予想です。すでに停電が発生しているところもあり、このあとも暴風による飛来物に警戒が必要です。
» 停電リスク予測

午後は千葉県など関東周辺でも風が強まる

風の予想 23日(月)15時
また、台風15号によって大きな被害が出た千葉県内や伊豆諸島など東京湾周辺では、23日(月)午後に風が強まる予想です。

先日の台風15号により大きな被害を受けた千葉県などでは、補修用のブルーシートが飛ばされるなどの被害が発生するおそれがあります。無理をして屋根に登ると風に煽られたり足を滑らせて転落事故に繋がるおそれがあります。今日は飛来物等に注意し、安全な場所でお過ごしください。
» 被害状況を集計中 まとめ

北日本も風雨に警戒 作物への被害のおそれも

各地の風雨のピーク時間帯
北日本では、今日23日(月)午後から風や雨が強まります。

台風が温帯低気圧に変わっても、風の強さや雨の強さにほとんど変わりはなく、強風の吹く範囲はむしろ広がることがあります。北海道では明日24日(火)朝まで暴風が続くおそれがあるので、飛びやすい物を家の中に入れる、停電に備えて懐中電灯や水を用意するなどの対策を行うようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風17号の名前「ターファー(Tapah)」は、マレーシアが提案した名称で、ナマズ科の淡水魚の名前が由来です。