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二十四節気「秋分」 季節は少しずつ冬へ

2019/09/23 05:06 ウェザーニュース

9月も下旬に入り、少しずつ体感も秋らしくなってきましたね。

今日9月23日は、秋分の日。そして9月23日〜10月7日は二十四節気「秋分」の期間となります。

有名な暦の一つですが、秋分とはどのような季節なのでしょう?

実は昼のほうが…

秋分の日は春分と同様に、「昼と夜の長さが同じになる」と言われています。しかし、東京の日の出、日の入時間をもとに比較してみると、

 昼の時間:12時間9分
 夜の時間:11時間52分

と昼のほうが長くなっています。

なぜかというと、日の出は太陽が地平線から顔を見せた瞬間で、日の入は太陽が地平線から消える瞬間。

つまり、この定義によって必然的に太陽1個分、昼の方が長くなるのです。
また、地平線に近い太陽の光は、大気中を通る過程で屈折し、太陽が実際の位置よりも若干浮き上がって見えます。

私達が見ている太陽の位置と実際の位置が違うため、昼と夜の長さにも違いが出てきてしまうのです。

お彼岸を過ぎれば…

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、皆さんも一度は耳にしたことがあるはず。厳しい残暑もお彼岸を境に落ち着き、過ごしやすくなるということを表しています。

猛烈な暑さとなった今年の夏。今年くらいは、彼岸を過ぎたら涼しくなってほしいものですね。
>> この先の天候 長期見解

参考資料など

【参考・参照元】
国立天文台「2019年9月の日の出入り時刻(東京)」http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2016/s1309.html
国立天文台「春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?」https://www.nao.ac.jp/faq/a0303.html