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被災地千葉に再び台風の影響 最大限の風対策を

2019/09/20 15:27 ウェザーニュース

今月9日に台風15号が直撃した千葉県は、住宅の被害やライフラインの復旧がままならない中、台風17号による風の影響が懸念されます。
台風17号は、千葉県から離れたコースであっても本州の広い範囲に暴風や強風をもたらすのが特徴です。千葉県では、雨の強まりにも注意が必要ですが、雨より風の影響が大きくなる可能性があります。

風のピークは23日(月)午後

風のピークは台風が日本海を進む23日(月)の午後で、沿岸部を中心に南西風が強まります。

瞬間的に20m/sを超えるおそれもあり、屋根瓦がはがれる可能性が増す突風レベルです。前回の台風で被害を受けた家屋が壊れたりブルーシートが飛びやすくなりますので安全に配慮した上で、事前の対策が必要です。

24日(火)の朝も外房では強い風が残る可能性があるため、三連休最終日の移動や連休明けのお出かけには時間に余裕を持つようにしてください。

なお、台風17号は北海道に近づく過程で温帯低気圧に変わる可能性がありますが、低気圧に変わっても油断はできません。一般に、台風では風が強い領域は中心付近に集中しているのに対し、温帯低気圧では広い範囲で強風が吹くため引き続き警戒が必要です。