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大型の台風17号 三連休初日に沖縄へ その後は九州や北日本に接近

2019/09/20 05:32 ウェザーニュース

9月20日(金)3時現在、台風17号(ターファー)は沖縄・宮古島の南東を発達しながら、西へ進んでいます。すでに奄美の一部や沖縄県の全域が風速15m/s以上の強風域に入っています。

▼台風17号 9月20日(金)3時
 存在地域   宮古島の南東約300km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   //
 移動     西 10 km/h
 中心気圧   990 hPa
 最大風速   20 m/s
 最大瞬間風速 30 m/s

三連休初日となる明日21日(土)早朝に沖縄に接近したあとは東シナ海を北上し、22日(日)~23日(月)にかけて日本海へ進む予想です。九州など西日本でも大荒れの天気となるおそれがあります。
その後は、温帯低気圧に性質を変えながら、北海道方面へ向かう予想です。北日本でも、暴風や大雨に警戒してください。
>>最新の台風情報

明日21日(土)早朝に沖縄へ最接近

沖縄には明日21日(土)早朝に、台風が最接近する予想です。

そのため、今日20日(金)のうちからだんだんと雨や風が強まります。最接近時には瞬間的に45m/s近い暴風が吹くおそれがあり、雨も多いところでは200mmを超える予想です。
暴風や大雨への対策は、今日20日(金)のできるだけ早いうちに行ってください。

また、海ではあさってにかけて8m前後の大しけとなるので、台風通過後もしばらくは、海の近くには近づかないようにしてください。

西日本では台風接近前から大雨に警戒

台風17号や秋雨前線の影響で、今週末の三連休は西日本から北日本の広い範囲で雨が降る予想です。

特に、西日本では台風接近前の21日(土)から23日(月)にかけて大雨となるおそれがあります。台風の進路に近い九州北部では多いところで400mm前後の雨量が予想されており、大雨による災害に警戒が必要です。また、台風の進路から遠い西日本の太平洋側でも、秋雨前線と南から吹き込む湿った空気の影響で、200mmを超えるおそれがあります。
各地で低い土地の浸水や河川増水、土砂災害の発生などに十分警戒をしてください。

また、台風の進路に近い九州や日本海側を中心に30m/sを超える暴風となるおそれもあるので、飛ばされやすい物を片付けたり、家の窓を補強するなど、早めに暴風への対策も行ってください。

北日本 低気圧に変わっても暴風に警戒

週明けには、台風は日本海へ進んだあと北海道方面へ向かう予想です。
だんだんと温帯低気圧に性質が変わっていきますが、低気圧になったあとに発達し、さらに風が強まるおそれがあります。そのため北海道や東北の日本海側も暴風に警戒が必要です。農作物への被害も懸念されます。


九州から北海道までの広い範囲で交通機関にも影響が出るおそれがあるので、今後の情報を確認して三連休の予定を調整するなど対応をご検討ください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風17号の名前「ターファー(Tapah)」は、マレーシアが提案した名称で、ナマズ科の淡水魚の名前が由来です。