残っていた汚れから臭いに!?
「保管していた衣類の臭いの主な原因は、残っていた皮脂汚れです。長くしまっている間に皮脂汚れが変質して臭いや黄ばみとなったり、カビを招いていることもあります。ほかには、多すぎる防虫剤を使用したことなどが原因で、臭いがついてしまうケースもあります」(ライオンお洗濯マイスター・大貫和泉さん)
防虫剤などが原因の場合は、風通しのよい場所で1日吊るしてみましょう。黄ばみやカビなどの臭い対策には、一度きちんと洗うことが有効です。
「衣類全体に臭いがついてしまっている場合に効果的なのが、『つけおき洗い』です。臭いが強い場合は、液体酸素系漂白剤を使った『つけおき漂白』がよいでしょう。時間がたって変質したり、繊維の奥まで入りこんで落ちにくくなった皮脂などの汚れを分解して落ちやすくしてくれます。
液体酸素系漂白剤は、白物だけでなく色柄物など幅広い衣類に使えるのも便利です。ただし、漂白剤の使用やつけおきができない衣料もあるので、洗濯表示を必ず確認しましょう」(大貫さん)
【前処理】
衣類全体ではなく、脇の下やエリ・袖など、特に臭いの強い箇所であれば、洗剤の原液を直接つけます。キャップの底でたたいて、生地に洗剤をなじませます。ニットなどおしゃれ着には、おしゃれ着用洗剤を使用しましょう。
「衣類全体に臭いがついてしまっている場合に効果的なのが、『つけおき洗い』です。臭いが強い場合は、液体酸素系漂白剤を使った『つけおき漂白』がよいでしょう。時間がたって変質したり、繊維の奥まで入りこんで落ちにくくなった皮脂などの汚れを分解して落ちやすくしてくれます。
液体酸素系漂白剤は、白物だけでなく色柄物など幅広い衣類に使えるのも便利です。ただし、漂白剤の使用やつけおきができない衣料もあるので、洗濯表示を必ず確認しましょう」(大貫さん)
【前処理】
衣類全体ではなく、脇の下やエリ・袖など、特に臭いの強い箇所であれば、洗剤の原液を直接つけます。キャップの底でたたいて、生地に洗剤をなじませます。ニットなどおしゃれ着には、おしゃれ着用洗剤を使用しましょう。
【つけおき洗い・つけおき漂白】
バケツや洗濯桶などにぬるま湯(40℃以下)か水を入れ、洗濯1回分(水量30L分)の洗剤を入れ、全体を混ぜます。液体酸素漂白剤を使う場合(※1)は、このときに加えます。衣類を浸して30分~2時間つけおきします。ニットなどのおしゃれ着はつけおき洗いができないので、注意しましょう。
※1/衣類の洗濯表示で酸素系漂白剤が使用可能か、つけおきができるかを確認しましょう
【洗濯・乾燥】
洗濯機で通常の洗濯(※2)ののち、乾燥します。風通しのよい場所で、衣類の間をきちんと開けて、干しましょう。
※2/衣類の洗濯表示で適切な洗い方・干し方を確認しましょう
バケツや洗濯桶などにぬるま湯(40℃以下)か水を入れ、洗濯1回分(水量30L分)の洗剤を入れ、全体を混ぜます。液体酸素漂白剤を使う場合(※1)は、このときに加えます。衣類を浸して30分~2時間つけおきします。ニットなどのおしゃれ着はつけおき洗いができないので、注意しましょう。
※1/衣類の洗濯表示で酸素系漂白剤が使用可能か、つけおきができるかを確認しましょう
【洗濯・乾燥】
洗濯機で通常の洗濯(※2)ののち、乾燥します。風通しのよい場所で、衣類の間をきちんと開けて、干しましょう。
※2/衣類の洗濯表示で適切な洗い方・干し方を確認しましょう
臭いを防ぐ「しまい洗い」
長期の保管などでシミや黄ばみがひどくなっていたり、虫食いができたりした場合は、洗濯では解決できません。大貫さんは、そんな“悲劇”を防ぐためにも、「しまい洗い」の大切さを強調します。
「しまい洗いとは、衣替えでシーズンオフの衣類をしまう前に、しっかりお洗濯をして汚れを落とすことをいいます。1度でも着た服はキレイに見えても皮脂などの汚れがついているものです。そろそろ最低気温が『20℃』になる衣替えのベストタイミングがやってきますが、来シーズンの臭いを防ぐためにも、しまい洗いをしっかりすることをお勧めします。
脇の下やエリ・袖など、皮脂や汚れのつきやすい部分は、液体洗剤で前処理してからお洗濯する、インナーなど肌に直接触れる衣服はつけおき洗いをするなど、ひと手間かけるとより安心です」(大貫さん)
きちんとお手入れすることで、長く快適に着たいものですね。
「しまい洗いとは、衣替えでシーズンオフの衣類をしまう前に、しっかりお洗濯をして汚れを落とすことをいいます。1度でも着た服はキレイに見えても皮脂などの汚れがついているものです。そろそろ最低気温が『20℃』になる衣替えのベストタイミングがやってきますが、来シーズンの臭いを防ぐためにも、しまい洗いをしっかりすることをお勧めします。
脇の下やエリ・袖など、皮脂や汚れのつきやすい部分は、液体洗剤で前処理してからお洗濯する、インナーなど肌に直接触れる衣服はつけおき洗いをするなど、ひと手間かけるとより安心です」(大貫さん)
きちんとお手入れすることで、長く快適に着たいものですね。
参考資料など
取材協力・画像提供/ライオン