年齢に関係なく起こる「冷えのぼせ」とは?
手足は冷えているのに、顔や頭はボーっと暑くなることを「冷えのぼせ」といいます。
「いくつか種類がありますが、この時期に多いのは『身熱不揚(しんねつふよう)』状態のもの。身体の外側に湿気が多くはびこり、体内の余分な熱が外に抜けられず、顔や頭にのぼってしまっている状態です。
のぼせやほてり、だるさを自覚して体温計で熱を測っても異常はありませんが、皮膚に手を置くと、じわりと身体の熱が伝わってくることがあります。また、足のむくみと同じように、体液の循環が問題となるため午後になると悪化する傾向があります」(瀬戸先生)
今年は気象的にも「冷えのぼせ」に注意する必要があるといいます。
「今年は梅雨が長引き、そのあとで急に暑くなったため、いきなり強く効いた冷房にさらされたり、冷たい飲み物を摂取するようになりました。その上、本来湿気が落ち着く8月末も、秋雨前線が停滞するなどでジメジメした気候が続きました。
身体は冷えているのに、湿気が体内にとどまっているので、秋口に体温調節がうまくいかず、体調を崩してしまうのです」(瀬戸先生)
「いくつか種類がありますが、この時期に多いのは『身熱不揚(しんねつふよう)』状態のもの。身体の外側に湿気が多くはびこり、体内の余分な熱が外に抜けられず、顔や頭にのぼってしまっている状態です。
のぼせやほてり、だるさを自覚して体温計で熱を測っても異常はありませんが、皮膚に手を置くと、じわりと身体の熱が伝わってくることがあります。また、足のむくみと同じように、体液の循環が問題となるため午後になると悪化する傾向があります」(瀬戸先生)
今年は気象的にも「冷えのぼせ」に注意する必要があるといいます。
「今年は梅雨が長引き、そのあとで急に暑くなったため、いきなり強く効いた冷房にさらされたり、冷たい飲み物を摂取するようになりました。その上、本来湿気が落ち着く8月末も、秋雨前線が停滞するなどでジメジメした気候が続きました。
身体は冷えているのに、湿気が体内にとどまっているので、秋口に体温調節がうまくいかず、体調を崩してしまうのです」(瀬戸先生)
「冷えのぼせ」を改善するツボ
「冷えのぼせ」のような漠然とした不調の治療は東洋医学の得意分野。適切なツボを押してあげることで、予防・改善することができるそうです。
「それぞれのツボを5秒ほど押すことを3回繰り返し、それを1セットとして、1日に1~3セットやるとよいでしょう」(瀬戸先生)
「それぞれのツボを5秒ほど押すことを3回繰り返し、それを1セットとして、1日に1~3セットやるとよいでしょう」(瀬戸先生)
足三里(あしさんり)
この夏、冷たいものを摂り過ぎて胃が気になる人は「足三里」を押すのがオススメ。
「湿気は胃腸の不調から来ると考えます。逆に言えば、胃腸が回復しないと湿気がとれないので、胃を元気にする足三里をまず刺激してあげましょう。冷えが特に気になる人にもオススメです」(瀬戸先生)
「湿気は胃腸の不調から来ると考えます。逆に言えば、胃腸が回復しないと湿気がとれないので、胃を元気にする足三里をまず刺激してあげましょう。冷えが特に気になる人にもオススメです」(瀬戸先生)
水分(すいぶん)
お臍の上、親指1本分上にあるツボの「水分」は利尿作用を高めてくれます。
「読んで字の如く水分に関係します。水の通りを良くして、体内の余分な水分を排出してくれます」(瀬戸先生)
「読んで字の如く水分に関係します。水の通りを良くして、体内の余分な水分を排出してくれます」(瀬戸先生)
復溜(ふくりゅう)
内くるぶしが一番出っ張ったところから、指3本分のところにある「復溜」も水分を排出する効果があります。
「湿気を含めた水分の調整をしているのが腎経です。そこで、腎経の中でも、水分代謝を調整するツボである復溜を押してあげましょう」(瀬戸先生)
季節の変わり目は様々な不調に悩まされがち。リラックスするツボ押しタイムを作って心身をほぐしてあげましょう。
「湿気を含めた水分の調整をしているのが腎経です。そこで、腎経の中でも、水分代謝を調整するツボである復溜を押してあげましょう」(瀬戸先生)
季節の変わり目は様々な不調に悩まされがち。リラックスするツボ押しタイムを作って心身をほぐしてあげましょう。