そこで、ウェザーニュースでは、天気アプリ「ウェザーニュース」を通じて、当日の睡眠に関する臨時調査を実施。「台風が直撃していた8日(日)夜〜9日(月)朝は、眠れましたか?」と質問し、“普段通り眠れた”、“全然眠れなかった”、“時々目が覚めた”の3択で回答をいただきました。その結果、10日(火)から11日(水)までに7,752通の回答が寄せられました。
眠れなかった人の割合は、千葉県が最も多く86%で、次いで神奈川県78%、茨城県71.0%、東京都70%となりました。関東南部と茨城県では、7割以上の方が眠れない夜を過ごしていたことがわかります。
これらの回答と、気象観測器(アメダス)の風速を分析した結果、睡眠と風速の関係が見えてきました。
風速15m/s以上の継続で“眠れない”人が続出
上図は、調査による回答に、風速15m/s以上のおおよその目安を加えたものです。(※千葉県南部で回答数が少ないのは、停電の影響と思われます。)
分析の結果、“全然眠れなかった”という回答が多かったエリアでは、8日(日)夜〜9日(月)朝にかけて、おおよそ風速15m/s以上の風が継続していました。特に沿岸部では、最大瞬間風速25m/s以上の風が合わせて3時間以上観測されていました。
瞬間的に強く吹く風に加え、長時間にわたる強風・暴風による騒音と恐怖心が継続し、眠りを妨げていたと言えそうです。
分析の結果、“全然眠れなかった”という回答が多かったエリアでは、8日(日)夜〜9日(月)朝にかけて、おおよそ風速15m/s以上の風が継続していました。特に沿岸部では、最大瞬間風速25m/s以上の風が合わせて3時間以上観測されていました。
瞬間的に強く吹く風に加え、長時間にわたる強風・暴風による騒音と恐怖心が継続し、眠りを妨げていたと言えそうです。
秋の台風は風への被害にも注意
台風シーズンは10月まで続きます。秋に日本へ接近・上陸する台風は通過するスピードが速く、雨だけでなく風による被害も大きくなることが多くなるため、引き続き注意が必要です。
今後もウェザーニュースは皆様から寄せられる情報と気象データの分析を継続的に行い、気象災害を減らすべく日々の天気予報に生かしてまいります。
台風15号千葉県特設サイト
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参考資料など
冒頭の画像:千葉県成田市のウェザーリポートより