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熱帯低気圧の発達進まず 東側の別の雲が三連休の関東に影響か

2019/09/13 11:15 ウェザーニュース

日本のはるか南の海上にある熱帯低気圧は、今日13日(金)になって中心付近の渦がはっきりとせず、なかなか発達する兆候が見られません。

一方で小笠原諸島の近くにある雲の塊が独立して北上し、関東に近づく可能性が出てきています。

東側の雲の塊が北上

フィリピンの東にある熱帯低気圧が全体としてはゆっくりと反時計回りに回転しており、その動きにより東側の別の雲の塊は明日14日(土)以降、北上します。

この雲の塊が15日(日)から16日(月)にかけて別の熱帯低気圧となり、関東の沖合を通過する見込みです。

関東は三連休後半に雨

関東各地は15日(日)、16日(月)ともに天気が崩れ、雨が降りやすくなります。沿岸部では風が強く、横殴りの雨になるところがありそうです。

台風15号の被害が大きかった房総半島では、一時的に雨や風の強まるおそれがあるので、最新の情報を確認のうえ、十分にご注意ください。
>>今いるところの天気・気温

沖縄は三連休のマリンレジャー注意

フィリピンの東の海上にある熱帯低気圧本体は動きの遅い状態が続き、しばらくは進路がはっきりとしません。
台風になったとしても急速に発達することはなさそうです。

それでも沖縄では強めの東よりの風が吹き、湿った空気が流れ込むため、三連休は雨の降りやすい天気となります。東側に面した海岸では波も高めですので、マリンレジャーは注意が必要です。

参考資料など

衛星可視画像(情報通信研究機構(NICT)より)