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フィリピンの東に熱帯低気圧 24時間以内に台風に発達か

2019/09/11 11:52 ウェザーニュース

9月11日(水)9時現在、台風は1つも発生していませんが、熱帯の海では複数の地域で積乱雲の発達が活発になっています。

そのうちのひとつ、フィリピンの東には発達中の熱帯低気圧があり、気象庁はこの熱帯低気圧が今後24時間以内に台風に発達する見込みとしています。

沖縄の南へ進む可能性

衛星画像 NICT-情報通信研究機構提供
衛星画像を見ると、まだ渦を巻いている様子はわかりづらいものの、積乱雲がまとまりつつある様子がわかります。次に台風が発生すると、台風16号になります。

この熱帯低気圧は今後沖縄の南へ進むことが予想されますが、高気圧に阻まれて迷走気味となる可能性が高くなっています。今後の情報に注意するようにしてください。

他にも低気圧や台風が発生する可能性

また、この雲のまとまりの周辺で別の低気圧が発生する可能性があり、この低気圧が関東の東へ進む可能性があります。3連休後半に関東や東北へ湿った空気を送り込み、雨を降らせる可能性があるため、こちらも注意をしてください。

さらに、日本のはるか南東のマーシャル諸島近海でも雲がまとまりつつあり、徐々に日本の南に近づいてくる可能性があります。台風へと発達する可能性もあるため、こちらも目が離せません。


今日は立春から数えて220日目の「二百二十日」と呼ばれる雑節の日です。大きな台風の襲来が多くなる頃でもあり、昔から警戒されてきました。

今年の秋も平年並みか平年より多い台風の発生が予想されています。引き続き気象情報に留意するようにしてください。
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