6日(金)9時8分頃、熊本県熊本地方を震源とするM3.5の地震が発生しました。この地震で熊本県の宇城市と嘉島町で震度3を観測しています。

熊本地震の活動領域で震度3以上の揺れとなったのは、7月22日の天草・芦北地方を震源とするM4.0の地震以来、今年に入ってからは3回目になります。

大きな地震の発生こそほとんどなくなりましたが、震度3程度の地震は依然として頻度の高い状況です。

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は1回発生しています。

2日(月)にフィジー近海でM6.6の地震が起きました。震源の深さが591kmのいわゆる深発地震で、揺れや津波による影響は発生していません。

フィジー近海では大きな深発地震が多く、去年は8月19日にM8.2、9月6日にM7.9が発生。今年に入ってからも1月26日や3月10日にM6超の地震が観測されました。

深発地震に関してはメカニズムが解明されていない部分があり、今後の活動がどうなっていくかははっきりしません。震源が深くてもM7級になると地上付近まで強い揺れが到達します。2017年1月10日にはインドネシア付近で発生したM7.3、深さ627kmの地震により、遠く離れた小笠原諸島で震度1を観測した記録が残っています。