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台風15号は“強い”勢力に 明日夜~明後日に東日本上陸へ

2019/09/07 07:41 ウェザーニュース

7日(土)6時現在、台風15号(ファクサイ)は、父島の東南東約350kmを西北西へ進んでいます。

暴風域を伴って上陸のおそれ

▼台風15号 9月7日(土)6時現在
 存在地域   父島の東南東約350km
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     西北西 35 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s

今後、次第に進路を北へ変え、8日(日)夜から9日(月)にかけて、暴風域を伴い、関東地方あるいは東海地方に上陸する可能性が高くなっています。
>>ウェザーニュース 台風情報

急に雨風が強まる 対策は早めに

雨風ピーク表
台風15号は中心の北東から東側でも雲がまとまっており、比較的コンパクトな台風となっています。

そのため、強い雨や風は、台風の中心付近に集中し、台風が近づくと天気が急に荒れることが考えられます。

降り始めから9日(月)9時までの降水量は、多い所で300mmに達する予想です。

海上では接近直前に急に波が高くなり、東海から関東沿岸では6mの大しけになる海域もありそうです。

コースによっては、週明け、首都圏の交通網も一部で影響を受ける可能性があります。通勤通学の時間と重なるおそれもあるため、こまめに最新情報を確認し、会議や外回り等のスケジュールは事前の調整をおすすめします。

台風13号は朝鮮半島へ

台風13号の予想進路
▼台風13号 9月7日(土)6時現在
 存在地域   黄海
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北 40 km/h
 中心気圧   965 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 55 m/s

今後、朝鮮半島付近を通り、9日(月)にかけて中国大陸で低気圧に変わる見込みです。

台風13号の影響で九州は強雨注意

雨雲の予想 7日(土)9時
台風は九州から次第に離れますが、東シナ海沿岸部を中心に風が強く吹き、また、台風に向かう暖かく湿った空気の影響で局地的に激しい雨が降る恐れがあります。

西日本の太平洋側も湿った空気が流れ込んで、雨が降りやすい天気が続きそうです。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風13号の名前「レンレン(Lingling)」は、香港が提案した名称で、少女の名前が由来です。
台風15号の名前「ファクサイ(Faxai)」は、ラオスが提案した名称で、女性の名前が由来です。