facebook line twitter mail

台風15号 8日(日)~9日(月)に暴風域を伴って東日本上陸へ

2019/09/07 00:56 ウェザーニュース

発達中の台風15号(ファクサイ)は、6日(金)15時現在、南鳥島近海を北西に進んでいます。
▼台風15号 9月6日(金)15時現在
 存在地域   南鳥島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北西 35 km/h
 中心気圧   996 hPa
 最大風速   25 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s

まだ、日本列島から離れていますが、明日7日(土)には暴風域を伴って小笠原近海に、8日(日)には強い勢力にまで発達し八丈島に近づく予想です。
>>ウェザーニュース 台風情報

8日(日)~9日(月)に暴風域を伴い上陸のおそれ

8日(日)には関東や東海の沿岸や紀伊半島の一部が暴風域に入り、向きを北東に変える9日(月)にかけて、東日本にかなり接近または上陸するおそれがあります。

台風が近づく前から雨量がまとまる地域も予想されています。
昨日から今日未明にかけて、立て続けに記録的短時間大雨情報が発表された三重県周辺には、東風が入り続けることで雨雲がかかりやすく、再び大雨に注意警戒が必要になってきます。

急に雨風が強まる 対策は早めに

雨風ピーク表
台風15号は中心の北東から東側でも雲がまとまっており、比較的コンパクトな台風となっています。

そのため、強い雨や風は、台風の中心付近に集中し、台風が近づくと天気が急に荒れることが考えられます。

降り始めから9日(月)9時までの降水量は、多い所で300mmに達する予想です。

海上では接近直前に急に波が高くなり、東海から関東沿岸では6mの大しけになる海域もありそうです。

コースによっては、週明け、首都圏の交通網も一部で影響を受ける可能性があります。
通勤通学の時間と重なるおそれもあるため、こまめに最新情報を確認し、会議や外回り等のスケジュールは事前の調整をおすすめします。

台風13号は朝鮮半島へ

台風13号の予想進路
6日(金)15時現在、非常に強い勢力の台風13号は九州の西の海上を時速30キロで北上しています。

▼台風13号 9月6日(金)15時現在
 存在地域   東シナ海
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北 30 km/h
 中心気圧   940 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s

明日7日(土)、朝鮮半島付近を通り、明後日8日には中国大陸で低気圧に変わる見込みです。ただ、沖縄や九州からは遠ざかるも影響は残ります。

台風の余波で大雨と猛暑

雨雲の予想 7日(土)9時
明日は、台風13号の南には南北に連なる帯状の雲が形成されます。

中には激しい雨を降らせる積乱雲も含まれ、南西諸島や九州の西岸にかかり続けて、局地的に大雨をもたらすおそれがあります。

沖縄付近には新たに渦を巻く雲が発生し、周辺では大雨や突風などの激しい気象現象が起こりやすくなります。

さらに、湿った風が吹き付ける九州や四国の太平洋側、紀伊半島の南東斜面にも雨雲が流れ込みやすく、雨量がかさんできそうです。

また、西日本や北陸付近で南よりの風が入りやすい状況が維持され、日本海側で季節外れの猛暑が続く可能性があります。

大雨や猛暑のエリアは限定的ですが、リスクが高い地域にお住まいの方は万全の対策を行ってください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風13号の名前「レンレン(Lingling)」は、香港が提案した名称で、少女の名前が由来です。
台風15号の名前「ファクサイ(Faxai)」は、ラオスが提案した名称で、女性の名前が由来です。