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9月に入り早くも3個 今秋は台風が発生しやすい条件が揃う

2019/09/09 15:32 ウェザーニュース

今年の9月は8日の時点で早くも台風は3個発生し、中でも15号は首都圏に大きな被害をもたらしました。今秋は台風の発生しやすい状況が続きそうです。

ウェザーニューズで台風など熱帯低気圧の予測を専門に行うグローバルストームセンターによると、9~11月にかけて、北西太平洋の熱帯域の対流活動が平年並みかやや活発になり、台風の発生しやすい状況となると見られます。
大気循環の模式図
台風の発生域である、北西太平洋の海面水温は平年並みかやや高いと予想。
また、インド洋の海面水温は西部で平年より高く、東部で平年並みか低くなる予想で、南西モンスーン(季節風)の流れ込みが強まって、特に9月はフィリピン近海の対流活動が活発になる可能性があります。

年間発生数は26個前後の予想

月別の台風進路傾向
こうしたことから、9~11月にかけての秋の期間は台風が発生しやすくなりそうです。8月までの発生数は平年よりもやや少ない12個でしたが、9月になって相次いで台風が発生し、8日(日)の段階で15号まで発生。年間の発生数は平年並みの26個前後に達すると予想しています。
9月は夏の高気圧が後退することで、台風が日本に近づきやすい気圧配置となります。台風情報に十分ご注意ください。