facebook line twitter mail

紅葉見頃予想2019【西日本編】

2019/11/06 11:26 ウェザーニュース

西日本エリアの今年の紅葉見頃予想です。

近畿の見頃予想

平野部は11月中旬から見頃に、鮮やかな紅葉に期待

10月の近畿は、前線や台風の影響で曇りや雨の日が多く、気温が高めとなりました。

このため、標高が高い山では葉の色付きが遅れ、大台ヶ原(奈良)では平年よりやや遅い見頃を迎えました。

11月は天気が周期変化し、晴れる日は朝晩の冷え込みが期待できます。このため、これから見頃を迎える名所では、広範囲で平年並の見頃時期となり、平野部では11月中旬頃から紅葉狩りを楽しめるところが多くなりそうです。

色付きに関しては、11月は天気が周期変化して適度な日照や雨、気温低下が見込めるため、鮮やかな紅葉が期待できます。ただ、この先木枯らしなど葉が強い風にさらされた場合は、葉が傷付いて落葉や色付きが悪くなることがあります。

<今週末おすすめの紅葉名所>
高野山(和歌山)
みたらい渓谷(奈良)
家族旅行村ビラデスト今津(滋賀)

中国の見頃予想

平野部は11月中旬から見頃に、鮮やかな紅葉に期待

中国は、10月終わりは晴れた日が多く、寒気の流れ込みによって標高が高い地域では一気に色付きが進み、大山(鳥取)や三段峡(広島)では平年並の見頃を迎えました。

11月は天気が周期変化し、晴れる日は朝晩の冷え 込みが期待できます。このため、多くの名所で平年並の見頃を迎え、宮島(広島)など平野部では11月中旬ごろから紅葉狩りが楽しめそうです。

色付きに関しては、11月は天気が周期変化して適度な日照や雨、気温低下が見込めることから、鮮やかな紅葉が期待できます。

今夏から今秋にかけて度々接近した台風の影響で葉が変色していたり、9月の少雨の影響で葉がカールしている所がありますが、影響は限定的で全体の鮮やかさを損なうほどではなさそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
長門峡(山口)
芦津渓谷(鳥取)
寂地峡(山口)
井倉峡(岡山)
奥津渓(岡山)

四国の見頃予想

平野部は 11 月下旬から見頃に、鮮やかな紅葉に期待

9月の四国は高気圧に覆われて晴れた日が多く、朝晩の冷え込みで標高が高い山から色付きが進んだため、石鎚山(愛媛)では10月初めに平年並の見頃を迎えました。

一方、10月は低気圧や前線、台風の影響で曇りや雨の日が多く、気温は平年より高めとなったため、剣山(徳島)では平年よりやや遅い見頃を迎えました。

11月は天気が周期変化するため、晴れる日の朝晩は色付きに必要な冷え込みが見込めます。まだ見頃を迎えていない名所で は、平年並の時期に見頃を迎えるところが多い予想です。奥道後壱湯の守(愛媛)など平野部では11月下旬頃から紅葉を楽しむことができそうです。

色付きに関しては、11月は天気が周期変化して適度な日照や雨、気温低下が見込めることから、鮮やかな紅葉が期待できます。今夏から今秋にかけて度々接近した台風の影響で葉が変色していたり、9月の少雨の影響で葉がカールしている所がありますが、影響は限定的で全体の鮮やかさを損なうほどではなさそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
一の谷渓谷(高知)
小田深山渓谷(愛媛)
大窪寺(香川)
祖谷渓(徳島)

九州の見頃予想

平野部は 11 月下旬から見頃に、鮮やかな紅葉に期待

10月の終わりは九州北部を中心に晴れた日が多く、寒気の流れ込みによって標高が高い地域から色付きが進んだため、雲仙・仁田峠(長崎)では平年並の見頃を迎えました。

11月は天気が周期変化し、朝晩は放射冷却によって葉の色付きに必要な冷え込みが期待できます。広範囲で平年並の時期に見頃を迎え、平野部では11月下旬頃から紅葉狩りが楽しめそうです。

色付きに関しては、天気が周期変化して適度な日照や雨、気温低下が見込めることから、鮮やかな紅葉が期待できます。今夏から今秋にかけて度々接近した台風の影響で葉が変色していたり、9月の少雨の影響で葉がカールしている所がありますが、影響は限定的で全体の鮮やかさを損なうほどではなさそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
霧島(鹿児島)
深耶馬溪(大分)
菊池渓谷(熊本)