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紅葉見頃予想2019【東日本編】

2019/11/06 13:32 ウェザーニュース

東日本エリアの今年の紅葉見頃予想です。

関東の見頃予想

平野部の見頃は11月中旬から、一部で台風の影響懸念

9月の関東は高気圧に覆われて晴れた日が多く、朝晩の冷え込みで標高の高い山から色付きが進んだため、那須岳(栃木)では10月初めに平年並の見頃を迎えました。

一方、10月は前線や低気圧、台風の影響で曇りや雨の日が多く、気温は平年より高めとなったため、いろは坂(栃木)や谷川岳(群馬)など、群馬県や栃木県の北部では平年よりも遅い見頃を迎えたところが多くなりました。

11月は天気が周期変化し、晴れる日は朝晩の冷え込みが期待できます。既に色付きが進んでいる北部は平年より遅い見頃を迎えるものの、南部は平年並の見頃を迎えそうです。

11月は鮮やかに色付くために必要な適度な日照や雨、気温低下が見込めます。

ただ、台風15号や19号の影響で葉の変色や倒木、道路が通行止めとなっている所があります。

今後も木枯らしなど葉が強い風にさらされた場合は、葉が傷ついて落葉したり色付きが悪くなったりする可能性があるため、紅葉狩りの計画の際は最新の情報を ご確認ください。

<今週末おすすめの紅葉名所>
袋田の滝(茨城)
日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺(栃木)
妙義山(群馬)
碓氷第3橋梁(めがね橋)(群馬)

中部の見頃予想

平野部の見頃は平年並の予想、一部で台風の影響懸念

9月の中部は高気圧に覆われて晴れた日が多く、朝晩の冷え込みで色付きが進んだため、立山黒部アルペンル ート(富山)など標高が高い山では平年並の見頃を迎えました。

一方、10月は前線や低気圧、台風の影響で曇りや雨の日が多く、気温は平年より高めとなったため、蓼科(長野)や白山白川郷ホワイトロード(石川)など、甲信地方を中心に内陸の山では平年よりやや遅い見頃を迎えたところが多くなりました。

11月は天気が周期変化し、晴れる日は朝晩の冷え込みが期待できます。このため、これから見頃を迎える名所では、平年並の見頃時期となるところが多くなりそうです。

11月は鮮やかに色付くために必要な適度な日照や雨、気温低下が見込めます。ただ、今夏の猛暑や台風の影響から葉の変色や落葉が、9月の少雨の影響から葉がカールする症状が一部で見られます。

また、台風19 号によって道路が通行止めとなっている所があるため、紅葉狩りに行く際は事前に最新の情報を確認するようにしてください。

<今週末おすすめの紅葉名所>
五箇山の合掌造り集落(富山)
宇奈月温泉街(富山)
山中湖(山梨)
恵那峡(岐阜)
荒川峡もみじライン (新潟)